トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

重い泥ボロボロ(汗)

2010-06-16 | 水辺環境の保全

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 容量最大の溜池は集水系が地盤崩落で集水不能となり、竹が侵入し堤もネズミやモグラ、はてまた地下茎等のため漏水し貯水困難の状況にあった。

 そこで、侵入した竹を除伐し山芋掘りで崩された堤を土嚢を積んで復元に努めたが、漏水を止めるまでにはいかなかった。考えた末に、堤の下部の年中湿潤の部分に溜池を構築することにした。このフイールドは水生生物の水辺環境が劣っているので、その補完作業の一環である。

 午前中は「降雨がない」予報を信じて作業に入ったのだが、日陰だけれど谷の奥まったところだから風が通らなくて暑かった。土を掘り始めて直ぐに眼鏡は汗で見えなくなり、結局は眼鏡を外しての作業となった。午前中で2坪ほどの粘土質の土を堀上げ堤に盛り上げた。

 足で踏んだくらいでは密着しないから「よいとまけ」ではないが丸太のぶつ切りを打ちつけて固めた。汗で顔面ボロボロ、腕は筋肉痛だ。

 「よいとまけ」と言えば三輪明宏氏が歌っている歌があったが、先日には「もののけ姫」の主題歌を歌った歌手がカバーしたのを聞くことができた。今日の地固めは、とても歌声など出せるものでなかった。

 帰りに沢の水で顔を洗い身体を拭いて、ようやく人心地ついたのだった。でも、これで基本形ができたから6月の定例会には完成できる。雨が降らなければだけど…。


棚田に生を受く

2010-06-16 | 小父のお隣さん

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 畦にモリアオガエルの卵塊が落ちていた。ソフトボール位で、勿論なかには卵もオタマジャクシもいない空の卵塊?だ。

 大抵は孵化した時にオタマジャクシと共に滴の様に落下してしまうのだろうが、今年は雨が少ないから樹上で乾燥してしまったようだ。

 もちろん、手に取るのは初めてだ。質感は綿飴より硬い、お麩の質感に近かった。良く見るとピーマンの種の様なのが混在している、卵膜なのかどうか…。田んぼの中にはオタマジャクシが泳いでいる。

 畦の草むらにはヤンマが一匹いた。羽が瑞々しく光っているから今朝羽化した個体だと直ぐに判った。大きなヤゴは代掻きの時に見ている。

 ギンヤンマ(クロスジギンヤンマ)は毎日飛翔しているが、ヤンマが羽化したのは初めて確認した。オニヤンマと書きたいところだが、むずむずしながらヤンマで押さえる。さほどに同定は難しい。

 子供の頃から大型のトンボは「オニヤンマ」と「ギンヤンマ」とにしか区別してこなかった身だ。