『憐れみつ満足もする両性をこの身に具有われも妖怪』
『まどろみの闇で一句が浮かびけるペンライト点け書き留む深夜』
『庭草を確かめ見つつ抜き取れば手袋破れ腰も抜けゆく』
『刻々と音刻みたる部屋の闇月は明るき桜はおぼろ』