棚田に一度は耕運機を入れて砕土・代掻きをしたいと思っていたのが、ようやく実現できた。それで更に泥状化を促して漏水を防ごうと思ったのだが、しかし現実は思うようにはいかなかった。
棚田まで移動させようと道路を走らせたところで移動用の車輪が外れた。ナットが緩かったせいだ。その後に右の車輪が軸のスポークのところから破損してタイヤが外れてしまい使用不能になった。古い機械だからしょうがないといえばしょうがない。
仕方がないから左の車輪と後ろの車輪だけでバランスの悪いまま棚田まで移動する。重心が偏った一輪車みたいであるから腕の負担はかなりのもので、それだけで汗ビッショリとなる。
棚田の砕土は水を張ったままだから、先日に耕起した田ではナタ刃に土塊が入り込んでツルツルのタイヤ状態になり潜るだけで前進できず「アウト」だった。他の四枚はなんとか泥状に出来て、最上段の一枚は「加温用」でセリ田にしているから手出しなし。
先日に耕起した田は鍬で砕土するしかないが、代掻き用のトンボを忘れたので耕転したままで作業は終了。豆トラは代掻き用の刃車でなくナタ刃だったから推進力に欠け前進させるのに大変な思いをした。
気分は「もうコリゴリ」で排気ガスも吸って気分も悪いし、動力で簡単に済まそうと思った浮気心が過ちのもとだった。初心の「ローカル・ローテク・アナログ」をあらためて認識した次第、明日はトンボで均しをする。