先日、構築した溜め池の排水路を手直しする。筒型でなくオープンな溝の形式がオーバーフローを誘発しないで安心なのだが、この部分はトレイルにも使われる場所で、踏まれるストレスで構造が破壊される心配が大きいから、板で筒を作り排水口として土に埋めた。増水時に径100mmの塩ビ管では心もとないのだ。
これで通りやすくなったし、何より、また一輪車で堤の補強作業をする時に通りやすくなった。
棚田の塩ビパイプによる排水は、斜面の流路で次の田に流れるように変更した。雨の季節を迎えてオーバーフローによる「畦の流失」という心配が消えただけでもホッとする。一方で流路とした斜面の侵食に気配りが必要となった。丸太による段差工は施してあるが…。
パイプと雨樋で下の棚田に水を落とすのは簡便だが、生物層への環境を考慮すれば「斜面流下」の方式が勝っているのは間違いないだろう。リスクは一長一短だ。
雨上がりで思いがけない晴れ間を頂いたが蒸し暑かった。丸太を埋め込んだり土を掘り上げたりの作業は汗ビッショリになる。1リットル持参した麦茶も昼前には飲み干してしまった。すでに1.5リットルの携行が必要になっている時期だ。