トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

溜息の出るような

2010-06-23 | 温故痴新

 目に青葉山ほととぎすはつ松魚      素堂

   目に鱗山ほどきつい初外交

 塩にしてもいざ言伝ん都鳥         素堂

   しおしくてそっと伝える出来ちゃった

 かぴたんもつくばはせけり君が春     芭蕉

   カビ痰も付き乾きたる呆けもん


利息の支払い

2010-06-23 | 今日は真面目に

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 夏至ともなれば草の生長が著しい。圧倒されるばかりだが、その中でキリギリスの初鳴きだ。

 さてシーズン到来で、今日も利息を支払ってきた。この場所は今年三回目の支払いになる。イタドリ、葛、カナムグラ、ママコノシリヌグイ、カラスウリなどの繁茂が著しく、直ぐに幼樹が埋もれてしまうのだ。

 特にカナムグラ、ママコノシリヌグイが厄介で、細かい棘だらけの蔓や葉は衣服に絡まるし素肌に触れると容易に傷になる。大型でも大雑把なイタドリや葛のほうが処理し易い。

 それでもイタドリと葛が最大の敵である場所だが、この分だと9月まで毎月刈り払いをしなければならないだろう。イタドリもクズも根茎に養分を蓄える多年草だから一掃するのに数年間は要するに違いない。

 クヌギやコナラの幼樹が身長ほどに育つには5年以上はかかるだろうし、実を付けるには10年は必要だろうから、少なくともそれまでは利子の支払いを止める事は叶わないのだ。

 歳を数えると恐ろしい結果だ。他にもこんな場所があるし、植樹地や除伐地などは同じように利息の支払いが求められるのだ…。初秋までは「草刈りフルシーズン」になる。