トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ごっつあんです

2010-06-28 | 温故痴新

 水無月や風に吹かれに古里へ       鬼貫

    皆のツキ風に吹かれて狐狸ならず

 六月や峯に雲置くあらしやま        芭蕉

    六月や皆に雲湧く嵐来る

 深川や低き家並の五月空         永井荷風

    蔵前や低き人気に露の空


コウゾの実

2010-06-28 | 何よりの楽しみ

Photo_6  コウゾの実が色付き始めた。口にすると甘くネットリした食感が伝わる。しかし独特の甘さはというか味わいは賛否両論に分かれる味で万人向きではない。

 四日ぶりに拠点に寄ったら、あれほど実をつけていたグミは一粒も無くなっている。桑の実は終了してしまったし、コウゾの実は稔ってきたが、グミや桑の実ほど鈴生りにはならないから喜ばれないのかもしれない。

 でも山野を歩けばコウゾの幼樹を多々見かけるから、鳥たちも食べてウンコで種をばら撒いているのが良くわかる。

 独特の味わいのため採集してジャムやゼリーにしてみる気持ちには決してならない果実でもある。不味いわけではないのだけれど…。