気になっていたガマズミを起こした。先日の台風十五号で根元から倒れたままになっていた樹である。樹高は約3メートルの株立ちだ。コブの上で足場が悪いから春まで見送る心算だったけれど、試みの四足で登れたから、杭を二本打ち込んで、とりあえずは仮止めに出来た。
どういう訳か、倒れた下半分には果実が全く無くなっていた。上半分だけ実が残っている。晩秋のこの時期には、ガマズミの実はどの樹も小鳥が寄って食べることは少ないから、おおかた鼠類が食したと推定した。
台風十五号の倒木は、フイールドの南側に集中して、胸高直径40cm以上の大木が散乱し、コースは立ち入り禁止になっている。足の具合がよければ物見遊山で眺めに行きたいのは山々なのだけれど、今の足の操作性では何ともならない。
それでも保育してきた小樹1本だけでも手を入れたから満足せなばなるまい。抜けるように青い空の下でだ・・・。