トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

倒樹を起こす

2011-11-04 | 今日は真面目に

Photo  気になっていたガマズミを起こした。先日の台風十五号で根元から倒れたままになっていた樹である。樹高は約3メートルの株立ちだ。コブの上で足場が悪いから春まで見送る心算だったけれど、試みの四足で登れたから、杭を二本打ち込んで、とりあえずは仮止めに出来た。

 どういう訳か、倒れた下半分には果実が全く無くなっていた。上半分だけ実が残っている。晩秋のこの時期には、ガマズミの実はどの樹も小鳥が寄って食べることは少ないから、おおかた鼠類が食したと推定した。

 台風十五号の倒木は、フイールドの南側に集中して、胸高直径40cm以上の大木が散乱し、コースは立ち入り禁止になっている。足の具合がよければ物見遊山で眺めに行きたいのは山々なのだけれど、今の足の操作性では何ともならない。

 それでも保育してきた小樹1本だけでも手を入れたから満足せなばなるまい。抜けるように青い空の下でだ・・・。


頂きます

2011-11-04 | 何よりの楽しみ

Photo_5  自生している豆柿が熟してきた。渋柿で実も小さいから採集する人など居らず、手の届くところを小生が気ままに採るだけである。

 色合いも程よくなった一個を採って吸い付いた。皮は厚く硬いけれど、中身はジューシーになっていて、一口で胃袋に収まってしまう。

 カラスなども食べるようだが、大きな栽培種ほど寄り付かないから、放任していても熟し柿を味わえるのである。周辺にも何本かの柿の木が育ってきたが、小生が吹きだした種子からなのか、カラスの残した種子からなのかは判らない。でも、どちらにしても甘柿で無いだろう事ははっきりしている。

 近在には耕作していた頃の名残りの柿の木が何本かあるが、みんな渋柿である。保存食として利用するために渋柿を植えたのだろうが、甘柿では鳥獣の被害で、収穫は見込めなかったのも理由にあったのだろう。