トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

根返しされて

2011-11-30 | 感じるままの回り道

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 耕作放棄するときに植えた杉・ヒノキの他に、実生で成長した針葉樹が畑跡に疎林を形成しているのだが、ここも台風15号の被害でバタバタと倒れている。拠点近くは実生樹が多い事もあり、小径木が多く、杭や土留めに利用できそうである。成長した樹だと先端でも杭や土留めには使用し難い。

 いつもの状況だけれど、根返しされた杉の根張りは本当に貧弱だ。根環はせいぜい一ヒロ大、地表からの厚みは一尺程度が殆どなのである。針葉樹は根張りが浅いと言うけれど、根返しの樹を見ていると実感せざるを得ないのだ。

 こういう現実をみると、針葉樹一辺倒の森作りの危うさがひしひしと伝わってくる。