トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**三途の早瀬

2011-11-11 | 大震災

 うつし世で三途の早瀬出会うとは今際の今際引きくゆく波は

 引かれゆく窓の上辺に顔を見る目と目で語る今生の終

 引かれ消ゆあまたの影を認むとも藁すら持たぬ南無阿弥陀仏

 波の間に人を見送る声放ち別れと知れど励まし送る


根返し

2011-11-11 | 感じるままの回り道

Photo  台風十五号による風倒木の中で最大級の根塊である。樹種は大王松と聞いているが、胸高直径50cmを越える太さだ。樹高は未測定である。

 一部、落葉広葉樹を混在させ松林を形成しているのだが一割ほどが倒れてしまった。「お陰様で」と言いたいのは林内に光が入るようになったことである。また期せずして風倒木の処理を拠点で可能になった。このような大径木を処理できる機会は滅多にあるものではない。

 松林の一割ほどの大木が、風で淘汰を受けたことは、森の健全化に寄与する事、大だろう。視覚的にも、一見して林内が明るくなったのだ。周辺の杉・ヒノキの風倒木の処理まで加えると、向こう一年間は十分な作業量がある。

 ただ、このような根塊だけは処理出来ないから、このまま風化を待つのみだ。主幹も大きすぎて移動は不可能だから、枝を払い周辺を整理して朽ちるを松、いえ、待つのである。