帰宅する前に様子だけ見ようと立ち寄ったトンボ池の水位がない。本来の流路に取水堰付近から漏水していたのは承知だったから、取水堰下部を見るとやっぱりだった。漏水量が多くなっている。
取水菅の周囲から漏水して、埋設する時の鎮圧不足が遠因なのだけれど、硬い粘土質の土層は踏み固めた程度では密着しない、という事に尽きる。
とりあえず、素手で土を押し込んで漏水を止めたが、一度掘り下げてやり直ししなければいけないだろう。導水路に濁り水が流れ出したら、早速メダカの群れが遡上してきた。姿は見えなくても波紋で群れて来たのが判る。
それにしても池の減水が半端でないから一回りしたら、やっぱり池にも漏水孔があった。ドリンク剤の小瓶がスッポリと入る直径だ。チョロ水しか流入しない現在、これでは水位を保てるわけがない。道具の持ち合わせがないから、長靴のかかとで周囲から押し潰して応急手当をする。何のことは無い、危機一穴でなく二穴だったのだ。
明日から雨、これで水位は回復するだろうが、葦の根茎による漏水は始末に困る現象だ。横に走る地下茎が腐食すると漏水トンネルが出来てしまう。