「ヒヨドリバナではないか?」と思っていた花が綿毛をつけた種子を溢れさせてきたから、図鑑で確認して採種した。折りよく、野鳥の会のS氏が夫人と愛犬を連れて散歩に来たので確認できた。夫人は植物学に知識があるのだ。
ヒヨドリバナなど目立つ花姿でもないから振り向きもされない植物なのだが、小生の好きなアサギマダラが好んで吸蜜する花である。自宅のフジバカマにアサギマダラが立ち寄ってくれたから、庭にヒヨドリバナの群落を目論んだのだ。フジバカマもヒヨドリバナも親戚同士だ。
皮手袋を外し種子を採っていたら、足元の手袋にナツアカネ?が止まってくれた。何もわざわざ落ち着かない場所で翅を休める事もないだろうにと思うけれど、公共の場所であれば文句も言えない。しかし、アカトンボの「茜色」と言うけど、この色は本当に鮮やかで飽きない色彩だ。
それに引き換え、ヒヨドリバナは花とは思えない地味な色彩で、種子は綿ホコリのようで精彩を欠く。そんな花でもアサギマダラが好んで集まる。「蓼食う虫も好き好き」である。