トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

諸行無常

2013-03-22 | 小父のお隣さん

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 産卵日の翌日、産卵状態を確認に池まで行った。水の中に動かぬ個体がいる。取り上げたら既に死んでいた。

 一匹は頸部、腹部が破れている。もう一匹は無傷だった。二個体ともメスの様で、腹部はゲッソリと萎んでいた。卵塊を輩出してしまった結果だが、大仕事だったろうと十分推測できる状態だ。傷の無い個体の胴体のゲッソリ感は尋常ではなかったから、これは衰弱死だったのだろうか…。

 堤の上には食べ荒らされた残渣が残っている。新しい鳥の糞があったから、おおかたアオサギにでも捕食されたのだろう。「かわいそう」と言うより「ご苦労様でした」か「ありがとう、さようなら」の方が心情に合う。自然界は「弱肉強食」と言われるが、小生はそうは思っていない。

 全ての生物は「生きとし生きるもののために生き、そして死ぬ」。次の世代を残し、命の糧になったのなら、それはまさしく「ありがとう、さようなら」でしかない。

 例年、夜間に産卵し、朝には姿を消していた産卵行動なのだが、今年はどうしたことなのだろうか…。、ヤマザクラでさえようやく葉が萌え出た時期だというのに、桜の開花宣言が立春より前に出たし、自然の何かおかしいのかも。


*そぞろ歩いて

2013-03-22 | 感じるままの回り道

              羽根散らしカラスは天に初詣

              入れ替わりミカンついばむメジロかな

              フキノトウ一夜で頭部失くしたり

              採り人も啓蟄となりそぞろ来る

              萌え萌えと親父つぶやく春来たり