泥水地の最終段、土砂の流入と水位を決めていた傾斜床が減ったことで、水深が不足してきた。この浸食を防ぐために水平埋設木を三段設えて浸食防止対策とする。
この後、漏水孔で堤の崩壊不安があった放流口も作り直したのだが、これで水辺の手直しは終了した。「千里の堤防も蟻の一穴から」なんてことわざがあるけれど、水辺環境の漏水には悩まされ通しである。
テカルトだったか「われ思う、故に我在り」は有名だが、小生などは孔を埋める蟻みたいな存在なのだ。つらつら思いながら、ウグイスを聞きながらの春の日であったが、まあ、水を溜める存在だけだとしても、生物の多様性に少しは貢献しているかも…。
里山は緑に水玉散らしたりミカン山さえ草間彌生が
柚子は落ち夏のみかんは色づきて温州ミカンの数は減りゆく
樹下見ればミカン喰われて敷き詰めて樹上は皆無園主赤鬼
ハクビシンアライグマ来てアナグマも防ぐすべ無き山里の果樹