拠点の一角にあるショウジョウバカマが開花した。10年前に数輪の開花を見てから柵をまわし保護してきた。
年々、少しづつ花数が増えて、今年は20輪ほどになっている。昨年は柵を広げ、種子を取り巻きしてみたが、発芽は確認していない。環境的には良好ではないものの、保護してやれば、それなりに個体数が増えてくるのは嬉しい。
フキノトウやタラの芽、山ウドのように収穫されて消失する心配はないものの、近くの自生地では、この10年で個体数を半減した。盗掘もさることながら、撮影や見物での踏み荒らしの結果が大きい。
寒明けどミノムシになる卯の刻ぞ
泥浚い水辺に戻る雨水なり
止まぬ雨見上げて嬉し雨水の日
柿八年今日植えて実は古希を過ぐ
小包のクルミを五つ植えし沢