水辺が増え、水見回りも度々となるとトンボが嫌でも目に付く。中には若いのか老齢なのか判断がつかない個体も見てしまう。成熟の程度で色彩も変わる事を知らなければ別種に思えてしまうが、知っていても小生には助けにならない。
左のトンボ、足元からフラフラと舞い上がり、翅も濡れ羽色だったから「若い」と思ったのだが、腹部の半分がシオカラトンボ色だった。オオシオカラトンボ♀に思えたのだが、こういう事で判別は頓挫する。
右のトンボは水面でもがいていたのを拾い上げた。若いシオカラトンボと思ったけれど、色合いが微妙、翅の痛みもある。とすると老化で色あせたのか、首を突っ込むと悩ましい事ばかりになる。若いベルテルもそんな風に混迷の度合いを増したのだろうか。読書をすれば判明するけれど、そこまではやらないのが極楽とんぼ。人生、中途半端も幸せの内…。