誰が定植したのか不明のままの実生苗からの栗の木が実を付けた。柴栗を播種したのだろうと踏んで、放任していたのだが、そうもいかず、整姿剪定を行い三本仕立てにした。
栗が定植される前に植樹したコナラは2mを超えているが、全体としてみれば過密気味になり、結果的に栗を生かしてコナラを5本除伐してしまった。
考えてみれば、誰が植えたかも素性も判らぬ栗の木を残すなんて、馬鹿馬鹿しい限りであるが、自然に枯れたのならともかく、植えつけられた樹を抜く訳にもいかず、無下にも出来ない。
こっそり植えていった誰かさんは、少なくとも坪刈りはおろか、つる草さえ外しに来ないのには腹が立つ。たとえ四本とは言え、狭い台地の上では計画変更を余儀なくされる。