この春、再生した棚田の3枚の内、真ん中の生育が思わしくない。数日で見るも無残な生育不良の不揃い状態になってしまった。大きな株も葉の先端から枯れて縮れ、縮れていない葉も茶色の病変が目立つ。
最初に思ったのは「葉いもち」だったが、初めての事で確証はない。検索して見当をつけたのが「黄化萎縮病」・「縞葉枯れ病」・「黄萎病」などだ。実家は米作農家だったが、こんな名前は初めて知った。いもち病の現物は見た事があるが、田圃の水稲がこのようになったのは初見である。
この田圃、水辺として再生への労力は費やしたが、水稲の管理まではしない。経過を見ているだけである。水を落としている次の田に伝染し蔓延する懸念があるが、農薬など使用されると生物保全に影響が出そうだ。連結した水系上流部のトラブルなので少々気がかり…。
糞尿につくばはせけり富士登山
かぴたんもつくばはせけり君が春
塩なめていざ登山せん富士講中
塩にしてもいざ言伝ん都鳥
富士登る人落とし紙秋の風
猿を聞く人捨子に秋の風いかに
富士の嶺金は駿河か甲斐の国
花の雲鐘は上野か浅草か