トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

災害は忘れた頃にやってくる…

2013-07-18 | 小人閑居して憮然

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 危機一髪だった。逃げ出し場所を変えて、またもや襲われた。刈り払い中の出来事で、もう戦闘意欲消失…。一回は偶然、二回目は幸運、三回目は「泣く」羽目になる事必定である。Photo_6

 椿やシモツケの間で繁茂した夏草を刈りはらっている途中、突然蜂が周囲に集まってきた。もう緊急事態と考える必要もなく斜面を下りた。安全圏に逃げて振り返ると蜂が2~30匹群れている。そこには巣の上部になる一部だけが残り、刈りはらった草の上には落下した巣がバラバラになっている。コガタスズメバチだった。

 この場所の草刈は放棄し、離れた場所で刈り払いを始めたら、またもや周囲に蜂が群れてきた。再び遁走して事なきを得たけれど、もう草刈りを続ける気にはならなかった。二つの巣ともコガタスズメバチの巣で、直径は150mm大。例年、遭遇する巣より大きいから蜂の数も多かった訳である。

 考えてみれば、この斜面には例年巣が数個あるのが「お約束」なのである。シモツケの中と言い椿の中と言い、涼しく乾燥しており正面は草原で絶好の狩場だ。数十匹のコガタスズメバチに二回も取り囲まれて被害を受けなかったのは「幸運」としか言いようがないが、ズボンは茶系で塩素で脱色した迷彩風、上半身は白の半そでに白のアームカバー、頭部首筋は豆絞りの手拭いで覆い防護面付ヘルメット、手袋はゴム製の防振手袋、この出で立ちも少なからず助けになったのであろう。

 ああ、怖かったー。


*出穂期

2013-07-18 | 小父のお隣さん

            トンボ発ち新穂揺れたり午後も汗

            蝉止めばチョンと合いの手聞こえたる

            アタックすシオカラトンボの下に雲

            青き穂と揺れるがままのアカネかな

            トンボらと青田なでゆく大暑なり