林内の竹のひこばえ切除をしているところに子どもらの声が届いてくる。
斜面下の原っぱに親子連れが入ってきたのだ。ここも以前は竹林で、今季、数度の刈り払いを行っているから「草地」の様に見えるが、竹の再萌芽は続いている。
それでも刈り払いを継続しているために、幼児が立ち入っても危なくはない植生に近くなってきた。一方、虫取りに格好の場所にもなって、生物には危ない環境になってしまった。
人も小生物も共栄できる環境は、意識の変化が追い付かないから難しいのが現実で、虫取りなど、思いっ切りさせたいのはヤマヤマなのだけれど、そんな場所はほんの一角にすぎない。周囲に、山々も杉もいっぱいあるが…。