コース整備中に見つけてしまった柿の木。胸高径約30㎝、樹形だけ見ると柿とは思えないけれど、周囲を孟宗竹で固められてしまっては、生きるのに精いっぱいだったはず。
コース脇だし、実も紅葉も楽しめるから、コースより優先して刈り出した。切除した孟宗竹は大小合わせて40本余り、切り倒すだけなら造作もないが、3分割して枝を払い集積する、この労力が大きい。
たまたま、侵入竹林内に集積する事で、枝払いはその脇で行ったものの、日射は避けられたが藪蚊に囲まれたままの作業になった。森林作業用の携帯蚊取りを使用していたから、上半身には少なかったが、下半身には数匹が何時もまとわりついていた。
さて、かの柿の木、樹冠に触れる孟宗竹は全て切り倒したが、その処理中に、まだ形の残っている柿の実を見つけた。最大径4センチほどで、言うまでもなく「渋豆柿」のようだ。周囲にまだ3本生きているが、これらもきっと渋豆柿の可能性が高い。