トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**迎え火

2013-07-11 | 大震災

 ざざ漏れの国の岩屋は心さびて荒れたみちのく見れば悲しも

        さざなみの国つ御神の心さびて荒れたる京見れば悲しも        高市古人

 ま草生ゆ荒れ野になれど黄葉の過ぎにし家族形見とぞ来し

        ま草刈る荒野にはあれど黄葉の過ぎにし君が形見とぞ来し      柿本人麻呂

 憂きこと想い辛かり借り金で泣きつつ仮設秋の夜な夜な

        憂きことを思ひつらねてかりがねの鳴きこそ渡れ秋のよなよな    凡河内躬恒

 未だ帰ぬ人もありけるみちのくは誰も行けずに住めぬ場所あり

        まだ知らぬ人もありける東路に我も行きてぞ住むべかりける     藤原実朝


堰へのお節介

2013-07-11 | 水辺環境の保全

Photo_3  水源になる最上段のため池の堰に手を出した。漏水が止まらず、このフイールドを担当するグループのM氏が長年手を焼いていた部分だ。

 水漏れ防止のために埋め立てを続けたので、労作するたびに堤の幅が広がり、今では水際線が2mにも拡大してしまい、更に管理を難しくしてしまった。Photo_4

 見かねて、堤を挟んで流路に当たるV字浸食部分の狭さを生かして管理をしたらと提案し、丸太のダムを小生が作ってようやくその気になってくれたものの、土嚢は少ないし、プールが出来た部分を埋め立てしないので漏水が止まらない。

 もう、お節介するしかないと、一輪車を持っていき、土嚢4袋を加え、更に土を水面に達するまで投入して終了とした。投入した土は水中であるから踏み固めることもならずブズブズだけれど、溝の幅・深さとも1mの断面を土嚢と共に防水してくれた。何に寄らず、ある程度の手間暇をかけないと必要な結果を手中に出来ないが、そこに百姓の面目がある。


今日のトンボ

2013-07-11 | 小父のお隣さん

4 Photo

 トンボ池でマルタンヤンマの抜け殻があったとの情報で、大きなヤゴの抜け殻を比較したいと訪れたが発見できなかった。抜け殻もエサになるのか水中に落ちるのか、いつまでもある訳ではない。

 代りに小ぶりのイトトンボを見ることが出来た。体長は40mm程度で、腹部の先端に明確な二つの、ネイビーブルーとでも言うのか色彩がある。帰りに立ち寄った時は同じサイズで、一環しかないトンボがいた。深くは考えないことにする。