トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

上の池のオーバーフロー

2015-04-08 | 水辺環境の保全
 除伐材で土嚢止め2カ所を設置し各々上手に土嚢を積んで水漏れ防止策とする。池からのオーバーフローは特に念入りに土嚢を積み上げ山土で上手を埋める。胴突きで固めながら土嚢の高さまで土を盛った。一番のネックは両脇の地盤に漏水する孔がある事で、植物や生物により結束が弱まった土を削り取りながら孔を埋め土嚢を積む。
 そこまでしても水位が上がらない。従来の堰に問題があるのは分かっていたが小生が設えた物ではないから躊躇はしたものの根本解決にならないので手前半分を掘り下げ、埋没している杭や竹、丸太を取り除き再度踏み固める。これでようやく水が溜まるようになった。
 今回の土嚢、主堤と副堤の2ケ所で27袋を使った。もう2袋欲しかったのだが購入しないと用が足せない。単独作業で27袋の土嚢を作るのは今まででは考えられない量になる。今回、これだけスムーズに用足し出来たのは夜中に着想した仕掛けによるものだ。その仕掛けとは「園芸用の鉢スタンド」を転用する事で、これに土嚢袋を装着して土入れをしたら思った通りの使い勝手だった。従来の入れ方では手間も時間もイライラもたっぷり必要だったのだ。
 袋を自立させる   土嚢を据える   底面の固着作業

**春はあけぼの

2015-04-08 | 温故痴新
  行く春や取れなき魚の目は痛い
         行く春や鳥啼き魚の目に泪    芭蕉

  横柄と言えし敲くやクビの肩
         応々といへども敲く雪の門    去来

  思慮なしや打つ手もあらぬアララ人
         底なしや玉にもぬけるあられ酒  惟中

  目は泪山ほとんどはスギ花粉
         目には青葉山ほととぎすはつ松魚 素堂