
水から引き上げて観察する。小さい個体の片足は骨折して腹部に大きな傷がある。これが致命傷になっただろう。大きい個体は水をかけてカビを洗ったら表皮が出てきた。緑色をしていてまだ滑らかさを保っている。数年前に周知案内があった「ツボカビ症」とは異なる皮膚の様子だ。この個体の死因は不明だけれど2体ともツボカビ症では無いと言って良いだろう。
腹部を損傷した個体はカラスやサギ等の鳥類による損傷に思える。カラスがシュレーゲルアオガエルの鳴き声を頼りに捕獲する場面は度々目撃しているから、タゴガエルも同じ理由と思う。ツボカビ症ではなくて良かった。事後、資料検索したら「日本の両生類には抗体があった」の記載。ドットンパラリン、鍋の底ガーラガラっ!。