身ひとつ船と覚えて浮かせれば里は紅蓮に沖は漆黒
山々の形おぼろに雪は降る瓦解の町に白布掛けたり
日も暮れて薪となりし町並みは雪降る空に炎吹き上ぐ
この郷の津々浦々を覆い行く雪は天より怒涛沖より
冬過ぎて春来れどもこの日ゆえ心は戻る厳しき冬に
浪は来る雪の降る中逃げる身の足は進めど気は後ろ髪
山々の形おぼろに雪は降る瓦解の町に白布掛けたり
日も暮れて薪となりし町並みは雪降る空に炎吹き上ぐ
この郷の津々浦々を覆い行く雪は天より怒涛沖より
冬過ぎて春来れどもこの日ゆえ心は戻る厳しき冬に
浪は来る雪の降る中逃げる身の足は進めど気は後ろ髪