トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

猪、憎けりゃ屑までも…

2015-09-25 | 小人閑居して憮然
 先日、定植したキハダが風前の灯になってきた。周辺の掘り返しが激しく、被害が及ばないようにノイバラの枝を敷き詰め忌避剤を散布してきたが、もう定植時の「根鉢」まで迫っている。考えてみればノイバラの棘を鼻先に当ててやろうと妄想してもヒズメで掘り起こされれば簡単に突破される。
 たまたま除伐したクスノキを工作に活用しようとチェーンソーで切断していて気が付いた「この臭いは忌避剤になるかも…」。薬効や霊験あらたかかどうかは未知数ではあるが「猪、憎けりゃ屑までも…」使いたい。
 引用としては誤用でも「立っている者は親でも使え」より心情にあうのだが、「断っている時の屑でも使う」逞しさが猪への意地の張り合いには必要で、まあ、矢尽き刀折れるのが相場だけれど意地とはそんなもの…。
  さし迫った危機  ➡   クスノキの切粉をまく

良くまあ見出す!

2015-09-25 | 小父のお隣さん
 混合率を正確にしたいから計量カップを久しぶりに棚の奥から取りだしたら粘土が詰まっているではないか。記憶にないけど乾燥した土の塊をとってみたら蛹室だった。何時の頃の蛹室か不明だったから、一カ所を破ってみたら蛹がある。生きているようには見えなかったがカップの使用を断念して元に戻した。古来、亀にしろ鶴にしろ雀にしろ、助けてあげたらお返しがあるようなので期待しているのだが、昆虫からの前例がないからどうなんだか…。馬鹿話はしなかった事にしても、一室一室と作り上げるまで通っていた親虫の執念には脱毛だ。
 話は違って映画「羊たちの沈黙」で、喉にあった物体を取りだした時の判断は「繭」と字幕に出ていた。だとすると写真に写っている土塊の中の物体も「繭」となる。小生は「蛹」と思っているのだが、放送や活字になっているのを見聞きすると自分の判断が危うくなる。「だんだんそうなる法華の太鼓」かも…。
    上面      裏面      蛹