トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

砂防工事に近い!?

2015-09-24 | 水辺環境の保全
 降雨があったため完全断水になってしまった。会友2名の応援を得て根治作業とまでは言わないけれど度重なる断水防止のための河床安定作業を施した。
 今までで最悪の完全埋没状態(河床は30㎝以上上昇)
 必要な材を確保する(適径材4本を伐採、杭分も確保する)
 部材位置の按配を見る(掘り下げられる量ではないから順応した)
 段差工を施す(川幅一杯に4列)
 取水升の掘り出し(取水口も泥土で埋没していた)
 強制送水(1時間圧送したが、復旧量6リットル/毎分)
 流入砂防止の仕掛け(導水丸太より高い仕切り丸太で排出)

役割果たして日は落ちる

2015-09-24 | 小父のお隣さん
       もう飛べない     日中に羽ばたく
 人間に例えれば高齢で老衰期。もうお迎えを待つだけになったかのようなアゲハとヤママユガに出会った。毎年の事だけれど秋が深まるにつれ役割を全うした個体が目に付く。他の季節にも発生する生物は存在するのに秋だけが突出して出会うから、いっそう秋を感じるのだろうか…。
 庭の三つ葉にいたキアゲハに気づかず通り過ぎようとして動いたのが目に留まったのだが、すでに翅は大きく破れ黄色い色彩は失せていた。撮影しようと動きを出す度にアゲハの緊張が伝わってくる。この姿でも達観せず生きるのに必死の様子だった。
 ヤママユは水源地に向かう林道で足元に飛び出した。飛翔能力は失せカイコガのように翅を震わせ歩くだけだったけれど、夜行性の生物が日中に飛び出すなんて昆虫も昼夜逆転、認知症になるのかと思ってしまった。

     生きて秋たそがれ迫る女王の姿には見ぬ凛とした性