トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

稚魚ならぬヤゴでは稚魚いますがな…

2018-08-12 | 何よりの楽しみ
 今年は池で産卵を待つのでなく、タナゴ用の浮き上げ水槽を使い二枚貝を2グループに分け3週間ずつ交代させ、それぞれ2回の浮き上げ水槽を使った事になる。
 今回で今季の稚魚取りだしは終える事にしていたのだが、貝に給餌をしていただけで稚魚の確認はしていなかった。今季3回分が空振りで、4回目ともなると暑い最中にヒトスジシマカに刺されながら浮き上げ水槽の中を凝視する気にはなれなかった。

 池に戻す予定日になったから日覆いを外して稚魚を探したが一匹もいない。代わりに水底に動くものがある。もお「あーあ」であった。遊び唄「スイカの名産地」の最後の一言が出てしまった。われながら機転が利く
 種類は不明だがヤゴだったのである。ヤゴは肉食性だし貝の他に生物がいたとしてもボーフラ程度で、こんな健全に育つはずもない。もしかしたら稚魚を食い尽くして成長したのかとの疑念も湧いたが確認の術もない。

 かくして今期の浮き上げ水槽によるタナゴ稚魚は一匹も見る事ができなかった。連日の猛暑ぶりで手帳をみると7月より熱帯夜と真夏日の連続で、まともな雨量も無かったから池の水温は29度を維持したままだ。
 少しは足しになろうかと、池の周囲に朝夕散水し「気化熱で冷えないかしらん」と続けたものの気休めにもならなかった。それでも昨夏の高温状態より条件は悪いにも関わらず失った貝は3個体だけで、これだけが唯一の慰めになる。

 人生、そうそう喜びばかりは与えてくれんのだが学んだ事もある。それは「トンボが産卵しない様な管理をする事」で、まあ、失敗したから学べた…。
 ヤゴに罪は無いから池に入れた。モエビでも捕って羽化するだろう。既に金魚藻の中に先客がいるのである。

   貝は浮き上げ水槽では失わなかった         水槽内にいた種不明のヤゴ

蛇との出会いが極端に減った…

2018-08-12 | 小父のお隣さん
 暑い盛り、水辺の草むらを歩けば青大将やシマヘビの大物に出合って「ギョ!」ならぬ「ジャッ!」と驚くのは稀でなかったのに今季の出会いは皆無のままである。それでも先日の同じ日にヤマカガシとタカチホヘビを見る事が出来た。

 とちらも体長40㎝程度、ヤマカガシは生きていたけれどタカチホヘビは死体だった。頭部は失われ既に蠅や蜂が群がっている。ハエが寄ってくるのは理解できるけれど蜂が取り付いている理由が分からなかった。
 観察していると肉団子を作って運んでいたので納得する。肉食で狩をする種である事は間違いなかったけれど名前を特定する興味は無く撮影して終わり。

 蛇の減少の理由は定かではないものの草地や水辺でカエル個体数も減っているように感じる。多く見られるツチガエルさえ水見回りで出会いの無い日が多いのだ。
 ひとつの要因として考えられるのはアオサギに由る過剰捕食があるのではないかと考えるが証明は出来なく、カエルやヘビを「見ない」と感じるようになった頃にアオサギの飛来捕食行動も無くなっている、それだけなのである。

 ヤマカガシ        タカチホヘビ ➡  肉団子制作中