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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

トンボ池広場の刈り払い

2018-08-27 | 今日は真面目に
 トンボ池広場の草丈が伸びてきた。既に2回の刈り払いを実施しているがチカラシバが種を付けると更に厄介になるから刈り払いをする。
 作業中、刈り刃が動くにつれバッタ類が多く飛び出してくる。先日の刈り払いでは少なく感じたのに発生には波があるのだろうか。

 全面刈り払いでは少々可哀想な気もして畝状に3列刈り払わずに残してきた。手間がかかるが刈り払った部分が伸長したら残した部分を刈れば良い。刈り残しやモザイク状に刈り払いするなどは環境に配慮したやり方なのだけれど「労間は一日で終わらず」になってしまった。

                   ➡     列状刈り残しは見え難い

          

イソヒヨドリの巣

2018-08-27 | 小父のお隣さん
 近所で営巣を見るようになって随分と久しいのだが小生宅に巣作りをし雛を巣立ちさせるようになって何年経つのだろうか。場所は玄関小屋根の化粧雨樋カバー内で、底蓋を外さなくても巣の位置は明白で建物寄りの奥まった部分にある。

 巣への出入りは小屋根の先端、東角の隙間からで、小生が机を置く小窓から1mの距離だ。親が餌を運べばツバメやスズメの雛は大騒ぎするけれどイソヒヨドリの雛は静かで、今期初めて巣内の鳴き声を聞いたくらいである。

 親鳥を見るのに網戸越しでも無理で、ブラインド越しでは安定性に欠ける。そこで数年前に窓枠に木箱を挟み込み片隅ののぞき穴を開け撮影していた時があった。直接1mの距離で観察するオス親鳥の美しい事、メスは地味だけれど味わいのある色彩だ。今期は興味も薄れ覗き箱も処分してしまったが、当時は「出っ歯の亀さん」になぞらえて「出箱の亀爺」なんて自嘲気味に表現したものだ。
 鳥知れず覗いているのは事実だったが法に触れる訳でもなく、ただ呆に触れただけである。

 さて今回、巣を外す事にしたのは衛生面の心配からで、外壁には汚れが流れた一筋が見えるし巣材の腐植やダニの発生などを憂慮したためもある。
 随分昔の話になるのだが屋根上に取りつけた換気用ドーマー内にスズメが営巣を始めて何年か経過後、巣材が外に溢れて見えるようになった。換気能力や火災を心配し業者に巣を撤去してもらったのだが、スズメの巣とは思えない大きさだった。今回の主はスズメより大きいけれど空間は比較にならないほど狭い。

 止めネジ4本を外すのに苦労する。外壁塗装を施した折り、業者がネジまで塗りつぶした結果で、電動ドリルは使えず、ドライバーを当てハンマーで叩き溝を深くしつつようやく外す事が出来た。五十肩には辛い上向きの軽作業だった。
 巣内の状況は意外と清潔でびっくりしたが、考えてみれば当然の環境なのだ。しかし巣に至る通路は何のために持ち込んだか不明のコンクリート片やパッキンなどがあり汚れて見えた。巣材の下の層は苔類で、上層は恐らくイネ科の植物で構成されている。羽毛や布地の繊維などがあるかと思ったけれど全く無かった。

 巣の形状はお椀状では無く平皿状で、育雛するに3羽が限界だろうと思われる小振りな巣であった。巣本体は状況写真と共に「欲しい」と言っていたSさんへ渡す。

 小屋根の角上部から出入り壁際に巣     巣内再現    巣本体