トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

12号台風に踊らされて

2018-08-01 | 今日は真面目に
 予報では当地24時間雨量300~400mmだった。被災地は言うまでもないが、これでは出水被害確実である。小生の出来る対策と言えば「送水停止」で送水管内に土砂の流入を避ける事くらいしか手を打てない。
 取水地の壊滅敵被害も覚悟していたけれど、実際の降雨量は40mm程度でホッとした。直前に「西日本豪雨災害」があった事と変則的コースだった事もあり、コースの予報から離れた自治体のてんやわんやぶりも目立った様に思う。もう少し冷静に対処できないかと思ったものの致し方ない昨今ではある。

 さてフイールドでの対応は止水する事だけしか出来ず、結果は止水せずともOK牧場だったのだが「備えあれば憂いなし」で余分な一手間になったとしても愚痴は言えない。
 被害と言う程でもないが食樹として植えたヤマハンノキ1本を失った。これは根元にテッポウムシが侵入し空洞を作られたから無理からぬ状態で、林道にシラカシだか枝折れしたけれど、折れた部分は半分腐植していたから当たり前で、切断して集積し処理は終わり。台風一過後の蒸し暑さには辟易する。
                ヤマハンノキ失う           折れて林道に落下

 葉には毛虫が群がっている。体長は80mmに達しているから終齢幼虫かもしれない。蛾の仲間だろうと推測し幼虫図鑑で写真対照したけれどたどり着けなかった。

赤い星大接近

2018-08-01 | 感じるままの回り道
 31日は火星の大接近日で、若き日の天文ファンとしては眺めずにはおれないはずなのに窓越しに一瞥しただけで終わった。口径90mmの反射望遠鏡も甥っ子世代に渡して今はどうなっているやら…。日給月給の時代、少ない給料の中からツァイスの接眼レンズを揃えたのは贅沢の限りだった
 当時、高井戸だか吉祥寺だか忘れたが田舎の自宅程度の規模で望遠鏡を制作していた高橋製作所にも行ったけれど高くて手が出なかった。この高橋製作所は現在は世界のトップを走るメーカーになっている。

 それはともかくとして、「赤い星」は火星では無い。アカボシゴマダラの事なのだ。刈り払いを終え沢水で身体を拭いて一休みしているところにアカボシゴマダラが飛来して小生の車のルーフに降りた。
 「火星大接近」とはこの事だったのか…余りにもタイミングが良すぎて勘ぐってしまいそうな出来事である。まあ、家政は火星夫、いいえ家政夫として大接近せざるを得ないから、小生は毎日が大接近なのである。

 しかしながら思い返してみれば昨季は大発生があって今期もそこそこ目にするが、自宅の生垣で産卵を見ようとは思わなかった。市街地でも食樹さえあれば寄り付くと言う事だろう。こうも至近でアカボシゴマダラをたまたまと言うのに出会う頻度は他の人に勝るはずだ。
 勝ったところで自慢の種にもならし星と糸では雲泥の差で「なんでだろう、なんでだろう」と猛暑の中、両手をカイグリカイグリして「いと哀し」と思ってしまう信心深い小生でもある…。

 でも、このアカボシ、取って付けた様な塩梅で、綺麗に見えるけれど痛々しい感じもする。小生的にはアサギマダラやシロマダラが好みで小説「斑の紐」は恐い。当時のラジオドラマの台詞「紐よ紐、斑の紐…」と言いつつ息絶えた部分は今でも覚えている。
 同じくラジオドラマ「アッシャー家の崩壊」のラスト、崩れゆくお屋敷の背後に輝く満月のシーンも怖かった…。ラジオなのに映像として脳裏にあるのだ。