庭の国光が色づいてきた。若い頃、岩木山や八甲田山などに行った折や、長野経由で帰省する道すがらのリンゴ畑の景観が好ましくて庭に導入した国光とフジである。
当初はバレリーナアップルとして売り出していた直幹性の小玉リンゴも植えていたのだけれど、狭い庭ゆえ混雑してきたのを機に一掃してしまった。クラブアップルとか言ったような記憶があるけれど「美味しい」というより観賞用に近かった。
さて家のリンゴであるが矮性台木苗をスリムな主幹形スピンドルブッシュで仕立ててある。当初は3mほどの高さを維持していたものの手入れや倒れやすい環境ということもあり現在は2m程度だ。
特に手入れらしい手入れもせず摘果し袋掛けをすれば良いほうで、今期は摘果だけである。蛾の幼虫の食害を受けるけれど、イソヒヨドリが入り込んでからは幼虫をよく食べる。樹下に大きな糞が目立つとスズメガの幼虫であることが多いのだが、薬剤散布をするかと思う頃には姿を消す。そんなことで今季はアブラムシの駆除さえしなかった。
しかしながら袋掛けしないツケは大きく、ほとんどの果実が被害を受ける。夜襲による吸汁被害なのだが果肉全体に及ぶ事も稀ではない。それでも食べられそうな部分は切り取って食するが「良くなりましたね。」なんて見上げられても「どうぞ」なんて言えない代物である。
いわゆる傷物や被害果実を今時食するなんて奇人変人に近いが、生まれも育ちもそうであるがゆえにむざむざ廃棄は出来ないのだ。まあ、美食家ではないし「無体やなあ…」と思っても無袋は事実なのである。
かの地のリンゴの花弁は風に散るのだそうだが、我が家のリンゴはニュートンのリンゴのように風もないのに落ちる。落ちたリンゴに最初に取りつくのがアリンコで、それを洗い飛ばして口にするのが小生で、古希のお爺は泣いたとさ 傷んだリンゴに泣いたとさ リンゴを見ればあーリン子 ハイハイ…。
見かけは良い良い ➡
食うのは怖い
当初はバレリーナアップルとして売り出していた直幹性の小玉リンゴも植えていたのだけれど、狭い庭ゆえ混雑してきたのを機に一掃してしまった。クラブアップルとか言ったような記憶があるけれど「美味しい」というより観賞用に近かった。
さて家のリンゴであるが矮性台木苗をスリムな主幹形スピンドルブッシュで仕立ててある。当初は3mほどの高さを維持していたものの手入れや倒れやすい環境ということもあり現在は2m程度だ。
特に手入れらしい手入れもせず摘果し袋掛けをすれば良いほうで、今期は摘果だけである。蛾の幼虫の食害を受けるけれど、イソヒヨドリが入り込んでからは幼虫をよく食べる。樹下に大きな糞が目立つとスズメガの幼虫であることが多いのだが、薬剤散布をするかと思う頃には姿を消す。そんなことで今季はアブラムシの駆除さえしなかった。
しかしながら袋掛けしないツケは大きく、ほとんどの果実が被害を受ける。夜襲による吸汁被害なのだが果肉全体に及ぶ事も稀ではない。それでも食べられそうな部分は切り取って食するが「良くなりましたね。」なんて見上げられても「どうぞ」なんて言えない代物である。
いわゆる傷物や被害果実を今時食するなんて奇人変人に近いが、生まれも育ちもそうであるがゆえにむざむざ廃棄は出来ないのだ。まあ、美食家ではないし「無体やなあ…」と思っても無袋は事実なのである。
かの地のリンゴの花弁は風に散るのだそうだが、我が家のリンゴはニュートンのリンゴのように風もないのに落ちる。落ちたリンゴに最初に取りつくのがアリンコで、それを洗い飛ばして口にするのが小生で、古希のお爺は泣いたとさ 傷んだリンゴに泣いたとさ リンゴを見ればあーリン子 ハイハイ…。


