
三日月池の法面は笹草に覆われて判別出来ない。開花で確認して人工授粉し花弁を外そう。西の段、最下段にも数本あったのは春の笹刈りで確認しているが実生林誘導地のササユリは一本も見出せなかった。笹刈りの後の林床は目立つので盗掘されている。盗掘者を呼び込まないためにとタラノキは排除したのだが地下茎からまだ生えてくる。そうでなくとも「盗掘」の前歴がある場所では播種育成しても先は無い。
崖地の近くは知られていないのだろう数本が残っている。人工授粉してから花弁を外そうかと思ったけれど立派な蕾なので折り取ってしまった。盗掘者は小生より足繁く通うものだからだ。
種子を蒔き育成しても花を付けさせない仕打ち行為は何のために行うのか分からなくなってきた。播種を続けていても盗掘者のために行っているような現状では「庭に移す」のが最善に思える時もあるのだが「やはり野に置け・・・」となるとハムレットの心境。
我思うやはり野に置け野の草は揺れつ戻りつ道は黄泉路へ