トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

意外だった空巣・・・

2019-06-21 | 小父のお隣さん
 コナラの大木を処理している横がトンボ池。「葦抜きも除草もしなくては…」と思いつつの倒木処理作業も残り半日程度となったこの日、処理はYさんに委ねて葦抜きと除草に入った。
 池中央の小島の葦をノコギリ鎌で地際から刈り取りつつ内部に入った時、目の前に巣があったのだ。直径は25cm程度の浅い形状で細かい羽毛がびっしりと敷かれている。大きさから何年も前に見たことのあるカルガモかと思ったのだが、その時の巣には羽毛は無かったように記憶している。

 卵もないし巣の外側に卵殻もなく、地上部を見たところで進入路になっているような形跡もなかった。上空から飛び込むにしろ飛び立つにしろ羽ばたきする空間のない葦とセイタカアワダチソウとミソハギが密集した部位である。当然のごとく小生には判別できる対象ではない。

 それにしても今期の巣であることは間違いなく、巣立ち後の空巣にも思えないし産卵前に営巣放棄したのが一番ぴったりした。というのもあの竹破砕機の轟音がこだまするエリアだったからだ。まあ、真実は不明だけれど現在進行形でなければ空巣を確認したうえで標本に活かせるだろう。

 しかしなんだなあと思わざるを得ないのは本来の意味用語として使った単語が、どうもあんまり座りが良くない。良くない印象の方に焦点が言ってしまうのはなんでだろう。この場合、空巣に接近ししめしめ、いいえ、しげしげと観察していた小生に起因するのか判るはずも無し。
 それはともかく神仏と祖霊に「誓って」言っておかねばならないのは、小生空巣を狙おうと思った事は一度も無い…。



大きなコナラの樹の下で・・・

2019-06-21 | 今日は真面目に
 遊び唄は振り付きだけれど、フイールド作業は振り回される。思わぬ風倒木が発生してしまい安全のためには躊躇は無用で、しかし一方、自分の安全は低度が下がる。それでも手出しを優先して行わねばならないのが定めというものか・・・。

 枝の大部分は一日目に落として大枝を残すだけになった二日目、現場に到着すると県の担当部署の課員が見えていた。小生はこの日の作業の後で写真を添付しメールで報告しようと思っていたのだが「電話があった」との話だった。
 電話の主は小言幸兵衛したくなるかの環境教育NPOだったのだが、フイールドを大切にしなくても自分たち活動の支障となる事には素早い。口を出すだけで済むのだから。

 先日、たまたま関連団体の会議に参加している人から「会議出席すると交通費や日当の要求をする」との話があったと伝わってきた。小生はフイールドでの行状しか見てはいないけれど「さもありなん…」と納得できたのだった。ホームページの中身は立派だが「もどき」のまかり通る今日、まあそんなところと推して知るべしか。

 ボヤキはこれくらいで本道に戻ろう。県担当課の後から業者も来て話が出来た。根株部分は小生が推定した1t程度では済まず数トンになるだろうとの事で、それを処理できる重機は入り込めない事が分かった。この根株が落下しないような処理はワイヤーで固定しながら刻む事ぐらいとの内容だった。それよりも根上がりでえぐられた上部の大木二本がもっと危ない。
 根株は当座、主幹と太枝がつっかえ棒になり落下の心配はないだろうとも言う。これは小生等の見立てと同じで、その方向で処理を進めていた。

 最終的には県から「馬」三台程度を出してもらえそうなので周囲を囲い、通路は迂回させる。切り刻んだ枝などは支えとして残した主幹と太枝の周りに積み込みロープを張って安全策とする予定だ。
 太枝の処理  ➡      ➡    危険部への進入防止策

      大きなコナラの樹の下で あなたと私
      ボチボチ刻みましょ 大きなコナラの樹の下で