トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のとんぼ「クロイトトンボの産卵」

2019-06-20 | 小父のお隣さん
 水見回り、泥水池2にチゴザサが増えてきた。これ以上の席巻を許すと水面が見えなくなるまで蹂躙されてしまうし、こうなると抜きとるのも苦労する。「そろそろ抜き時か・・・」と思いつつも水源地谷止工が片付いていない。

 あっちもこっちもで、にっちもさっちもいかぬ今日この頃も憮然として水面を眺めていればクロイトトンボが見えるようになる。クロイトトンボも数を増やしているが水面すれすれに飛翔し色合いも保護色風で目立たないから関心が無ければまず気が付きもしないトンボにはいる。

 チゴザサの繁殖振りに苦々しく思っている視界の中でクロイトトンボも繁殖に精を出していた。連結産卵で植物体に産卵している。その植物体こそ難いチゴザサなので、これで休みもするし羽化もしている。てな事で除草もほどほどに行う必要もあって、これが次の繁茂につながってしまうのだ。生き物に限らず植物もその環境内で連鎖しているのを実感するひと時でもある。

                    

来る水は拒まず、逃げる水は追えない・・・

2019-06-20 | 小人閑居して憮然
 前日は満水位だった二つ池、翌日の水見回りでは底が露わになっていた。漏水個所を確認しなくとも思い当たる場所はひとつなのだ。それが悔しくとも当たってしまった。
 今季、何度の漏水を起こしたのか数えてはいないのだが「またか…」と見ただけでうんざりする。
 底が露出した       漏水孔部

 風倒木になったコナラの大木を処理した後の水見回りなのでスコップを取りに戻り漏水孔を潰す元気はない。長靴で漏水孔の周りを押し潰して応急処置とした。露出した底を乾燥させてしまう事態だけは避けたい。

  一方、雨水が溜まって「漏水が緩和傾向か・・・」と淡い期待を持った林接する池だけれど、ここも希望的観測通りとはならず、底が露出していた。構築作業中断時の思いに同じく底と法面の再構成を行って防水力を高めるしかないと腹をくくった。いいえ、くくるしかないのであった。ホント、水商売の理は嫌という程見せつけられる。今日は良くても明日は分からん。
 この水域より絶対に安定していた郷里の田圃、それでも毎朝の水見回りは祖父や父は行っていた。今になってその意味がよーく分かる。そう、漏水は自然緩和・終息しない漏れるべくして漏れ出すのだから元を断たなきゃ駄目・・・。そうは言っても両側鼠径ヘルニアの根治術のようにはいかず、常に火種、いいえ洩れ種は染みわたっているフイールドなのである。