トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のとんぼ「ミヤマアカネ出た」

2019-06-26 | 小父のお隣さん
 25日、まず水見回りから動くいつものフイールドの一日。前夜、雷雨の激しいのが数回襲ってきたけれど降水量は15mm程度で「なーんだ」と言う思いで、釈迦の弟子は「アーナンダ」でした。

 まあ、それはともかくとして、お約束の水見回り泥水池に足を踏み入れた途端に少しだけ飛翔したトンボが目に留まった。マユタテアカネの初見は済ましたが2回目は巡っていない。「マユタテか?」と思って尚の事よく見たらどうも「ミヤマアカネ」らしい。白く大きい目立つ縁紋に寄り添う様な褐色帯があるが褐色帯より白い縁紋だけが先に目に留まる。

 老化現象で乱視と遠視が同棲してしまい仲が良い。普段は気にも留めないのに、いよいよの時はオットトなのである。それに加えて認識力や記銘力が劣化現在進行形。「歳は取りたくないものだ」と思ったところであかんねえ。ましてやアカンベーしても結果は変わらずの人生。

 さてこのミヤマアカネ、いわゆる未熟体「テネラル」だったので郷から移動してきた個体では無く泥水池で羽化した可能性がある。泥水地の草むらは今、キイトトンボの最盛期で、歩きを進めるのにトンボを追い分け追い分けしていく感があって、こんな情景は苦労の果てに得られた密やかなご褒美でもあるとも言える。まあ極楽とんぼの境地とはこんなものなのだろう。

 さて、ミヤマアカネだが、とりあえず数枚撮影して林接する池の再改修に大汗ボロボロで取り組んでの帰路。駐車場の草地でも目に留まった。
 朝、見た場所から100m程度は離れているし同一個体かどうか確かめる術もないけれど、このトンボはおおむね駐車場のような草丈の低い場所や地面に直接降りる傾向がある様に経験的には感じているが、さて、どうなのだろう。

 自宅からだとフイールドより近い遊水地もトンボ観察の適地なのだが、そのために行った事は無い。梅雨空の間にクチボソ釣りに行ってみたいと思っているけれどフイールド作業が目白押しだしこっちの作業が一押しだし二股賭けるモテ期は辛い、なんちゃって。 

      泥水池の個体         駐車場の個体

ようやく水源地谷止工 8 「曳き馬になった日」

2019-06-26 | 今日は真面目に
 前回は掛かった樹を曳き落として切断。先端部の2本を取水部へ運び据えた。この日は残りの木元部分の4本を曳いて取水部まで運ばねばならない。
 前回の2本は350㎝で切断したが、今回は径がやや増すので300㎝にした。立ち枯れ木なので生木ほどの重量は無いけれど乾燥木でもないからそれなりに重い。

 河床兼流路をロープで曳き運んだけれど大石小石がゴロゴロしている河原状でもあり、濡れた石には茶藻が付いており滑る。こんな場所で転倒でもしようなら大腿骨骨折になりかねない。そうなれば肋骨骨折の比では無く「寝たきり」に直行するリスクも出てくる。
 そんなことからいつも以上に足場を決め引き寄せ、足場を決め引き寄せを続け、どうにか4本を100mほど運び終えた。

 そのあと杭打ちをし番線で固定までする予定だったけれど、河床に杭を打つ元気も失せて撤退した。まあ、頑張ったところで「年寄りの冷や水」、怪我と弁当は自分持ちなのだから程々が肝要だろう。

 ここが始点   ➡    河床を曳き運ぶ   ➡    終点