トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

刈り払い機の部品交換

2019-06-27 | 今日は真面目に
 梅雨晴れの貴重な一日、刈り払いも水辺の改修もやるべきことは五万、いいえ、ごまんとあるけれど迷った末に中休みを兼ねフルシーズンに入った刈り払い機の部品交換をした。
 何年前の道具か不明なほどの代物で、一旦は廃棄を考えヘッドだけ外し会友Yさんのひび割れたヘッドと交換しようとしたのだが回転を伝えるシャフトの末端の構造が異なっていて無理だった。そのため廃棄を撤回し整備使用する事にしたのである。

 燃料をキャブに送るシリコン樹脂製のプッシュポンプが破れて燃料が送れないし漏れだすからパーツを購入した。ついでにタンクから燃料を供給するゴムチューブと戻す樹脂製のチューブのセットも購入した。どちらもタンクと気化器をつなぐ部品で、プッシュポンプが劣化で割れた現状ではチューブ類も交換しておいた方が賢明だろう。
 タンクを外し露出させる  ➡   交換完了しタンク取り付け

 この交換は燃料タンクを外さないと出来ない構造で、度々行う交換ではないけれど、こんなところに設計者のセンスが見える。
 タンクを外し部品を交換、元通りに組み付けて試運転の時に「あーあ」となってしまった。部品交換した部分は復旧したけれどスロットルレバーが壊れている。取り付け金具の片方が折れてしまい針金で固定してあった。そういえばMさんが補修していたのを思い出した。

 これでは使い物にならない。一旦フイールドを下りホームセンターまでスロットルレバーを購入に行った。そんなこんなでようやく交換終了し試運転。まずは快調な運転音だ。「回転を上げるとヘッドが振動して困るから」も廃棄の理由だったのだが、これは本来230φの刈り刃を取り付けるべきなのに250φの刈り刃を取り付けていた結果だった。
 てな事で円満解決し古物の刈り払い機も操作使用に何の支障もなく戦列に迎えられた。まことに祝着至極であるが一機救ったからと言って君子たるもの傲慢になる事はない。ゴーマン氏もそれで地に落ちた・・・。
                    新品を用意した   ➡    交換終了 

逃げ水を減らしたい

2019-06-27 | 水辺環境の保全
 水源地谷止工は進行中。斜面崩落で取水升の反対側左岸に流れてしまった水流はようやく右岸に寄って流れるようになった。それと言うのも左岸に流れる水路を河床の玉石で堰き止め、土砂崩れで流れを変えた土砂の中ほどに流路を切ったからである。
 この結果、十数年を経て水路を埋めた土砂も浸食され流路を見ただけでは崩落部とは見えなくなった。

 しかしながら左岸の流路跡は浸食されたままで、段差工を施してあるけれど流されて失われた河床を整復するまでには至っていない。土砂とは異なり大石小石砂礫の河床を整復するのは手作業では膨大な労力が必要だ。
 そんなことで「増水時の氾濫で埋まれ!」と念じつつ時を過ごしたけれど、そう調子よく物事は展開しない。大石小石砂礫の河床だから伏流水も逃げ水も当然あって、渇水期には取水升に入る水量より多くなってしまう。
 それを少しでも減らす事が送水量安定化にもつながるから左岸の絞り水や河床チョロ水を集め右岸に寄せる溝を二本切った。

 これで集まる水量は雀の涙、トロル爺さんのションベン程度だけれど、それでも「気は心」「無いよりはまし」だ。
 水が欲しくて「水争い」を繰り返した先人の動機や行動は、取水と送水に手間暇かけなければ水辺が立ち行かない小生にとっては、こんな水量でも共感可能なのである。

 暑い季節に向かって吐水口ではあの環境教育NPOが母子グループをひきつれて水遊びを行うのが例年の風景なのだけれど、雨樋で桶まで水を渡す様にしておくと時折はそのまま道路に水を落としっ放しの時がある。使うのは構わないのだが「水を大切にしない」「水とフイールドはただ」と思える感覚は理解できない。道路の側溝に流すのではなく池に戻す位置で遊んでほしいけれど経験則から「無理無理」の声がする。「江戸しぐさ」や配慮なんて気遣いは全く過去の物になってしまった。
 本日も物草伊右衛門、小言幸兵衛で始まるか・・・。

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