トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のとんぼ「ヤブヤンマ?の産卵」

2019-06-08 | 小父のお隣さん
 昨夜から50mmほどの降雨があって梅雨入りだとか。それでも今日は晴れの予報で気温も30℃と報じてきた。取水地の造作不調で牽引器を車載したついでに水見回りをした。造成中断中の林接する池には茶色い水が浅く溜まっている。これで池の底面からの漏水は心配ないだろうと判断できたのだが、破壊して構築しなおそうとしている法面の護岸木にトンボが二か所で産卵中だった。

 「ここに池を設えて間違いが無かった!」との思いの半面「産卵したのに造成し直せば多くのヤゴを失う事になる」杞憂も生まれた。池の底面から堤の上端まで掘り崩し新たに堤を胴突きで固めつつ築く予定なのである。
 このままにしても干上がるし湛水出来る設えを施せば産卵が無駄になるし、まあ、どっちを選択しようと弱い生き物を泣かせねばならず、ここは「森を観る」事にしよう。「産卵禁止」の立て札は立てない。

 オニヤンマの飛翔路を整備したついでの池であるけれど、期せずして産卵場所に選ばれるとはトンボの世界も出産するには厳しい環境だなあと独りごちた。
 ここに入り込む前の泥水地で第7腹節辺りがリング状に見えたトンボの飛翔を確認したのだが図鑑で見るとオナガサナエの模様に近い。しかし体長は80mm程度に見たからオナガとは異なるだろう。では何かと問うても小生が判るはずも無し。極楽とんぼは今日もケセラセラ・・・。

 底面には水溜り                  産卵中

生家が恋しいか…

2019-06-08 | 小父のお隣さん
 雨降りだしテレビも金太郎飴のオンパレード、録画した映画も読書にも飽きてデスクで下書きを作成していた窓際にイソヒヨドリの幼鳥が下りた。「チチッ」と小さく鳴き声を立てるが親鳥の気配は無い。既に自立したのか見守る間隔が長くなったのか知る由もないけれど、幼鳥の羽毛は濡れそぼっていて羽毛を膨らまし寒さに耐えているようにも見えた。

 多少は雨をしのげるとやってきたのだろうが小生には一期一会で、まず静かにカメラを手にしゆっくりした動作で1枚だけ撮影出来た。ガラス越しだし逆光になるから鮮明な画像は望むべくもないけれど「撮った」という満足感はある。考えるまでもなく安い満足感で、人物器量、器のほどが知れると言うものだ。

 親鳥の気配もなく、間もなく飛び去ったところを見ると雨降りの夕暮れ「寒くて寂しくて生家に立ち寄ってみた」そんな風情を感じさせた一コマだった。こういう情景は感情失禁を誘発させるが尿情失禁はまだなく祝着至極。

               濡れそぼる幼鳥戻りし生家あと