トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

へー!こんな場所でも蛹化かい・・・

2019-06-12 | 小父のお隣さん
 庭のヤマボウシの葉裏に黒い物体がある。「ヤマボウシを食樹とする昆虫は何だろう」と思いつつ葉裏を覗いたら、それはジャコウアゲハの蛹化直前の姿だった。
 シルエットはお菊虫風に見えるが外見は腰痛、いいえ幼虫そのもので腰痛症でもないのに腰を曲げている。

 幼虫から蛹に変態するのはありふれていて驚くに値しないが人工物でなく植物体で蛹化するのにびっくりしたのだった。
 でも冷静に思案してみれば堤防沿いのウマノスズクサを食べて蛹化する個体は人工物など近くには無い。だとすれば否応なく植物体を頼りに蛹化せざるを得ないのが自然なのである。家の周囲だけの認識だと往々にしてそれが普通と思いこんでしまう。
 それでも「人工物を好んで蛹化する」習性はあるのだろう。なんでだか理由なんて分からない。

苫屋に新居とは・・・

2019-06-12 | 感じるままの回り道
 5月下旬頃から帰宅すると玄関ポーチに枯草や苔が散乱するようになった。簡単に掃いて翌朝出かける時にはもう散乱している。玄関小屋根の化粧雨樋の隙間から枯草が見える。巣作りしているのは明白なのだが小生の「酢作り」は失敗の可能性が高い。今は床下収納庫に入っている。

 まあ、それはともかく施主はイソヒヨドリなのだろうかと言う疑問が湧く。長年、イソヒヨドリが営巣しているが小屋根の前面でなく壁との接続部のコーナーなのだ。今季の営巣もその場所であったはずで、この落下物が発生する前に巣立って既に家の近所にはいない。

 となるとスズメかとも思うものの、落ちている苔の大きさは消しゴムより大きいしスズメがかような大きさの巣材を運ぶとは思えない。ブラインドの隙間からつがいのイソヒヨドリを垣間見る事からイソヒヨドリの新たな巣作りなのかどうか、まあ、「ポーチしてるんじゃあないよ!」といいたいけれど小生の知るべき事でも無いが「覗き趣味」を再燃させそう。
 デスク前のブラインドから覗く「出窓の亀さん」行為は治りそうもない。小生、誘惑にすぐ負ける弱い性の人間なのだ。しみじみと哀しい。

                    

 この時期、興味のある鳥は未明から五月蠅いイソヒヨドリでもガビチョウでもホトトギスでもなく「サンコウチョウ」なのだがまだ鳴き声を聞いていない。
 水源地の谷はいわゆる「サンコウチョウの名所」で知る人ぞ知るのだけれど、谷止工を行い乍ら期待していても期待はずれが続く。5月30日に作業で入った折に探鳥家のX氏と出会った。その時の立ち話で「朝、鳴きました」との事で期待はするのだが未だに鳴き声は聞かない。例年より遅れているが個体数が減ったのかあずかり知るところでもなし。

 身近な鳥で鳴き声を聞かなくなったのはツバメにスズメで、未明の鳴き交わしは「今日も始まるか・・・」と思うけれどイソヒヨドリやガビチョウ、ヒヨドリ等ではそんな感慨は出てこない。これは差別感かもしれないが意地悪はせん!。