トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「オニヤンマの羽化」

2023-07-02 | 小父のお隣さん
 流路の落ち口で二つ池の前段の沈泥と分水を兼ねさせている池の杭にオニヤンマの羽化体がいた。羽化してどの程度の時間経過があったのか知る由も無いのだが展開した翅は濡れ翅風で日陰ながらきらめきを見せている。
 この分水池のオーバーフロー部を補修したくて来たのに追い払う様な状況を作ってしまい申し訳なかったけれど気にする風もなかったから撮影の後から作業を開始した。

 1時間ほど経過した頃に翅を小刻みに震わせはじめ1分ほど震わせてから上昇に転じて去ってしまった。オニヤンマの羽化直後ではあったけれど水域でもそうそう出会える出来事でも無し「初見」と「初飛行」を同時に見れたのは祝着至極である。今日の最高気温は32℃で数日前から真夏日が続いているが猛暑日も1日あったのだ。夏本番と言えないのに暑い事、暑い事。


二点位置流れ・昆虫スコイぜ!「黒いオルフェ」

2023-07-02 | 小父のお隣さん
 二つ池の棚を徘徊していたら黒色のバッタが結構生息している。今期の草刈りは実施しておらずそのためバッタ類は例年より目につくのだ。
 映画「黒いオルフェ」は随分昔のもので映画音楽としてのジャンル流行があった時代では主題曲もヒットしたように記憶しているが曲そのものは既に思い浮かばない。朧な記憶を引きずり出すと曲の印象と映画の内容が馴染まなかったような感覚が出て来た。

 まあ、それはともかく「初めて見た黒いバッタ」と撮影し図鑑対照してみたら「カワラバッタ」らしい。後脚太腿の色分けが縞々になっているから間違いないだろう。棲息適地は「河原などの石のあるところ」と記載されていたが、ここは乾燥地でも日当たり良好でも無い草叢だ。数は出ているが佃煮の数にはなりそうもない。写真を見ていてビビビッと来た。「これはイナゴの佃煮が動いているのだ・・・」。

 昨年の11月だったか冷凍イナゴ4kgを購入して佃煮に、一部は石臼で粉末にしてビスコッテイに加工し遊んだのだが既に食べきっている。スーパーの買い物の折々に総菜売り場の「イナゴの佃煮」に視線が行くのだが「高いなあ…」で手を出せない。おっつけ手を伸ばす事になるのは明白だけれど郷里で祖母が作っていたイナゴの佃煮を口にして以来、どうも習慣性があるらしく口に入れたくなる。というよりも高齢化の証で「子ども時代の食生活に戻りつつある」のだろう。二度童、二度童と自嘲してみたものの座敷童も祖父が作っていた草鞋も見えてこなかった・・・・。