トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ミソハギが咲いた

2023-07-03 | 感じるままの回り道
 ミソハギが開花し始めた。少年時代のミソハギは仏前に供える「盆花」で盆の頃になると祖母に言いつかって水田地帯の用水路傍へ取りに行ったものだが、今は昆虫のために備えている。
 開花期となっても大きな昆虫の飛来は少ないけれど「青蜂」が訪れてくれるのが密やかな楽しみなのだ。その時期は暑さも最高潮、歓迎気分も最高潮である。

 ミソハギだけが開花している訳でなく刈り払いを実施していないのでトラノオやチダケサシ、ショウマなどの中生種の開花を多くみられるようになっている。坊主刈りされていた時分は殆ど目にする事も出来なかった花である。刈らずに置いた事でバッタ類の姿も多くなっており確認など出来るはずも無いけれど捕食者にとっては「ウハウハ」状態のはずだ。
 「生物多様性」なんて軽々しく言っているだけの風潮はあるものの植生を豊かにしそれを拠り所にする生物を増やさない限りは「生物多様性」など「乞食のお粥」に等しいし当然「腹も空かして棲み処も無い」世界では「食物連鎖」など成立する訳も無いのである。

今日の素労風努「小豆で作るしょうゆの実」

2023-07-03 | 何よりの楽しみ
 小豆と糀を背中合わせでしょうゆの実を作ろうと思案していたがようやく手を染める事が出来た。この日は晴天でお山詣でには格好の梅雨の晴れ間だったけれど12カ月点検の予約が中途半端な時間になっていて外出には使えない。結局、朝食後にノアザミの播種をしてから冷凍糀をヨーグルトメーカーで戻す間に小豆を煮たのだった。小豆も難しい扱いなどせずに灰汁を取りながら1時間ほど煮て出来上がりだ。

 実家の義姉から「背中合わせ」と言われているのは忘れてはいないものの冷凍糀を戻して450gほど、乾燥小豆1袋200g入りを茹でて570gほどだったから正確には「背中合わせ」とは言えないもののおもてなしではない自分の口に入れる品だから細かい数字は無視である。合計でほぼ1kg、塩分量2%20gを加えてヨーグルトメーカーで40℃2日間ほど発酵させてから冷蔵庫で保存である。
 大豆なら香ばしさを加えながら半割にするから乾煎りが必要なのだったが小豆を乾煎りしては小豆の風味が出るかどうか分からん。したがって乾燥小豆は直に強火で煮る事となった。

 塩分量2%が小生の口に丁度良く3%だと塩味が強く感じてしまう。そこで2%で落ち着いているけれどこれでは常温保存は出来ず冷蔵庫保存で食べ切りまで2週間程度である。自分で煮た小豆と合わせて作るのはお初で、スーパーで売っている「茹で小豆」の袋入りより水分量が少なく小豆の膨らみも少ないので、これが食味にどう影響するのかが今回の味わいどころであろう。

        

※ 気持ちだけ熟成させて早速口に放り込む。大豆の風味とも口当たりとも異なる粒々感があって、これはこれで美味しい。小腹が減った折々にお八つなど無い我が家だから大匙1杯ほどを口に放り込めば口寂しさは消える。数日たって気が付いたのは何時も苦労している訳でも無いのだが便性が更に良くなった感覚がある。「バナナが1本ありました 白い便器の水の底・・・ナンチャラカンチャラ」で色彩も誠に優美なのだった。まあ、実証された事実とは言えないが「小豆は便性を改善する力」があるのは周知の事実だろう。あの女性トップビルダーは「小豆の力」で健康管理しているのだとか…テレビで見た。てなもんや三度笠。