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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

一陽来復

2009-12-22 | 今日は真面目に

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 ようやく冬至だ。年が明けると日が長くなったのを実感できると思うと寒さも和らぐ。この冬一番の冷え込みとなって、今まで凍結しなかったため池が凍った。

 春に掘り上げて今まで干上がったことは無かったが、これから渇水期を迎えるとどうだか、越冬しているはずのヤゴなどが気にかかる。

 それはともかく、今日も侵入竹の処理作業に追われた。東側の竹を倒したから陽射しが入って気温が低くとも快適だった。指先の冷たくなるのには閉口しているが、皮手袋では如何ともし難い。保温作業手袋でもサンタが持ってくるかどうか、自前のサンタだけど…。


不思議な種だ

2009-12-22 | 小父のお隣さん

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 フイールドから帰宅しようと車に近寄っていったら、目の前を綿毛が流れてきた。結構大きくて差し渡し6cmはあった。ポプラやヤナギなどの種子かと思ったが時期ではないし今の所は識別不明だ。

 かなり昔の話だが、銀座周辺に正体不明の白い綿毛状の物体が舞ってニュースになったことがあったが、今回の物体は種子らしきものをつけている。

 なによりも放射状に伸びた銀毛が美しかった。弱い日差しを受けてきらきらと輝きながら舞っていたのだ。手にとっても車の中に持ち込んでも僅かな空気の揺れを感じて煌めく様は、息を飲む美しさだった。写真ではそれを感じることは出来ないのが残念である。


初霜の原

2009-12-21 | 小父のお隣さん

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 『葉を閉じてシロツメクサは霜を受く』

 『だんだらに蔓草圧し霜降りる』

 『初霜や枯れ草伏せて耐えており』

 『冷え冷えと鳴くや木立のジョウビタキ』


たまには野遊び

2009-12-21 | 今日は真面目に

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20日(日)はいつもの活動はさておいて蔓を採りに出かける。正月用のリースの素材と言うより、次回のイベント用の蔓籠の材料採りだ。

 以前は茶畑で管理されていたであろう場所がアオキとノイバラと五葉アケビの藪になっている。手繰り寄せながら十分な量を採集できた。細いものはリース用に束ねて以前の職場のお飾りにと届けた。

 赤い実はノイバラ、サルトリイバラ、アオキ、センリョウなどだ。小生が手を出すのはここまでで、出来栄えの程は知らない。

 蔓を採集した現地はワラビやアケビの採集も出来そうだったが、如何にせん、スズメバチがいっぱい生息していそうな環境で適期に進入するのは腰が引ける。


初氷だ!

2009-12-20 | 感じるままの回り道

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 19日(土)は初氷日となった。日陰に居ると身を切られるような風の冷たさが耐え難い。轍の水溜りは氷結して車で乗り入れると「バリバリ」と音が聞こえてくるほどだった。

 防火用水など止水面は5mmくらいの厚さにまでなっていた。拳で「コンコン」とやっても割れない程度の強度だ。

 午後は風が強くなって首をすくめて退散となってしまった。義務もノルマもない活動だから気楽なものだ。

 郷里に電話で聞いたところ、既に積雪1メートルを越えたとのこと。年内に1メートルを越えるなんて大雪の様相だ。雪の無い正月が近年は通例だったから。

 小生の子ども時代は「雪の正月」だったし、積雪3メートルなんて普通の冬だったのにと感慨深い 物がある。あの三八豪雪では4メートルを越えて、上越線など1週間も不通だった。

 蒸気機関車に押されて除雪のロータリー車が雪の原野遠くに現れ、汽笛と煙が見えた時は胸が躍ったのを思い出す。

 そういえば、除雪・保線のため九州地区の保線区の作業員が特別列車で到着した時、竹箒やちりとりを持って下りてきたのが可笑しかった。半世紀も昔はそんな時代だった。


12月例会

2009-12-19 | 月例会

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2009/12/19(土)  9:30~13:30

会員 9名   体験1名

活動    午前   侵入竹除伐

       午後   正月用センリョウ採集

*この冬一番の冷え込みに当たってしまった。道路の水溜りや止水面には数ミリの氷が張っていた。初霜に続いて初氷となってしまった。

 午前は風が弱かったので指先は冷たかったが程よい作業日和だった。午後は身を切るような風が強まって、昼食後は全員帰宅モードになってしまった。お飾り用のセンリョウを採集して散会となる。


大寒小寒

2009-12-19 | 感じるままの回り道

 『オリオンは夜寒小寒に星を撒く』

 『月星夜流星群の砂鉄華』

 『立つ風に落ち葉すがりて実は留む』

 『打ち返し吹かれて踊る紅葉かな』

 『背戸無きも落つる音聴く暮れの秋』


日本重血税吸虫

2009-12-18 | 性向有毒の翁なれば

Photo_4 『棚に上げ水に放りて省みずいいじゃないかは永田の倣い』

 『読み替えも夜盗と夜盗差など無し盗られっ放しは民の仏心』

 『仕分けより仕置きが素敵血吸い蛭渡り下りも蓮台遍路』

 『省庁も我田引水官僚も尻は私欲で渡りで億万』

 『公僕も偽員も実は無かりけり膏薬あればとうに効きおる』


初霜だあ!

2009-12-17 | 感じるままの回り道

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 ようやく初霜の到来となった。今期は平年より気温が高めに推移していたから寒さが見にしみる。昨夜は布団の中が温まらなくて「寒いなあ」と感じてはいたが思ったとおりだ。

 フイールドの谷あいは、夏は駐車する日陰を確保するのに苦労するが、この時期は終日陽射しが届かない。霜が降りるとお昼くらいまで白さが残っている。

 みどりのシロツメ草も葉を閉じて霜にまみれ、いかにも寒そうだ。この低温でオオスズメバチの出現確率はゼロに近くなったから「緊急キット」を腰から外しても安心である。

 このキットは12月で使用期限が切れるので、再度携行し始める3月ごろに新しい緊急キットと交換せねばなるまい。

 ともかくもこれから3ヶ月、オオスズメバチに注意を払わなくても良くなったから藪や放置林に進入するにも気が楽になった。寒いけれどある意味ではホッとする季節になった。


ゴミ屋敷考 3

2009-12-17 | 小人閑居して憮然

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 『武運無く長久と住むゴミ屋敷ゴミと同化もここに我あり』

 『わが身さえ年越し温きゴミ屋敷路上で眠る同胞哀れ』

 『うえしたに人を造るか神仏よ街は木枯らし彼吹きさらし』

 『ゴミ袋取り行く先で寝ぬ人はゴミほども無く伸べる手も無き』

 『枯れ野にも朝日注ぐに人は他人注ぐ目も無く生きて野ざらし』


嫌われ物では

2009-12-16 | 性向有毒の翁なれば

Photo   『孟宗の収容所かな封じ込め』

   『竹性は永田や関によう似たり』

   『散る怒連元祖消えても種尽きぬ』

   『大挙して越前くらげ里帰り』

 放置竹林の竹征伐が盛んだ。流行のように行政、外郭団体、NPOなどが取り組んでいる。

 確かに猛威を振るっているが管理された竹林は特別の風情がある。自分達の守備範囲においては緊急課題では無いので侵入分や越境分を処理するだけである。

 竹林の整備をして筍掘りなどを楽しめるような手入れは、侵入竹ならぬ侵入者?に攪乱されて成り立たないのが活動して理解できた現実だった。「あさる」という言葉を思い出す。

 それはともかく竹林の勢力拡大はグローバル化と似ている。席捲は悪だと思うけれども、とは言え、見えないところで勢力拡大・地下茎を張り巡らす手合いには閉口する。憎まれ役にしないためには疲弊するくらいの覚悟が必要のようだ。


ゴミ屋敷考 2

2009-12-16 | 小人閑居して憮然

Photo 『隙間風夏さえ寒き孤独の身温きはそなた溢れし護身よ』

 『人として生きたきこの身ゴミさえもカットも過食もうつさえも華』

 『この日々を満たす仮想の現実は御身は友達護身は安らぎ』

 『溢るるはゴミにはあらず我が願いせめて満たせよ五分の魂』


夏の日が恋しい

2009-12-15 | 花の下に長居

Photo_4『孟宗とこの身妄想席捲す』

『孟宗を伐る身玉汗消えもせず』

 今日はこの冬一番の冷え込みだったとか…。日中も曇りで気温もようやく二桁だ。こんな日は夏の暑さが恋しくなる。

 夏場は日陰の多い作業場所を選びたいが夏草は伸び放題だし必然的に炎天下の作業が増えてしまう。林内の作業となると風が通りにくいため別の暑さが周りに充満する。

 混み入った放置竹は根元を伐っただけでは倒れてくれない。倒す空間を確保するまではロープを掛けて引きずり落とすのが通例だ。

 不整地の斜面でこれを繰り返しているとズボンまで汗でビッショリになる。膝が痛み出す契機はこんな時が多い。水分補給も午前で1リットルは容易に消費する。

 今日この頃は、こんな夏の日が恋しい。ハイビスカスを飾りムームーで歌っていた歌手がいたが日野なんとか。まっ、「ひ」が付くのを思い出しても暖かくはならないが連想と妄想の境界はあいまいのようだ。

 「六十にして耳従う」と言われるが耳は従わないし身体はもっと従わなくなってきた。とは言え、しばし孟宗で山塊に遊び、時に妄想で奇怪に遊ぶのも一興だろう。


ゴミ屋敷考 1 

2009-12-15 | 小人閑居して憮然

Photo 『心の臓満たすを願うこの身ならゴミの山でも無いよりはまし』

 『絆無く部屋だけの日々耐えかねて積むを励めばゴミも慰め』

 『積む金も寄る辺の人も在らざればせめて積みたや護身を山ほど』

 『護美袋家中積んではみ出せば今のこの日々満ちしと想う』

 


それぞれの時

2009-12-14 | 合混で闘作すれば

 深夜の門で 捧げし笛は

   教え受けてた 課題曲 ハア コリャコリャ          弥生姐さん

 児だけの苫屋 案じてみても

   遠く防人 もう逢えぬ ハア コリャコリャ           或 潰打

 浪士辞世の 四十七句

   忠恕の誉れ きらきらと ハア コリャコリャ         公爵氏

 能舞う殿御 視線の遙か

   謀反承知の 黄泉の道 ハア コリャコリャ          乱丸

 もみじ子はその時のため夏を生く錦散らして秋は涼やか  夏々様

 歳神は待つことも無しせかし無し                トロル