トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**大雪

2013-12-19 | 感じるままの回り道

   冷雨なり富士は根雪となりたるか小鳥も出でぬ森の静けさ

   雨あがる泥土を踏みて土はこぶ堤の補修凍れる前に

   泥水地いのちの動き無かりけり春には溢る千代に八千代に

   雪便り三山想う八ツ嶺は白くなりしか魚沼の里


竹林を通す

2013-12-18 | 今日は真面目に

Photo_2  歩道を通すための徐竹作業、今日は緩斜面で30本ほどを伐った。

 今回は伐り倒すたびにロープで処理する窪みまで曳き入れたから、本数としては増えなかったが、その反面、仕事の終いにはルートの位置が良く分かる様になった。

 この1ピッチも、稜線の肩に歩道を作る予定だったが、孟宗竹の密集部があって道作りに手間取るから、比較的低密度の竹林の中に変更した。

 密集部は「最後に除伐すれば事足りる」とばかり、通路の様子を早く現したくて安易を選んだ。五十歩百歩なのであるが…。


全面凍結

2013-12-17 | 遊び子は

Sn3d2708  泥水地のすべての池が凍結した。幼児なら、抱えて乗せれば何とか乗れる強さがあるが、動き出すと割れてしまう。厚さは7mm程度である。

 林道の落ち葉掻きをしていたら野外保育のおチビちゃん達がやってきた。早速、棒で叩いたり、枝の切れ端を投げたりするが、どうしても足を延ばす子供も出てくる。

 手を添えられて乗ったまでは良かったのだが、一歩足を出そうとしたところで割れ、両足水没。長靴の中まで水が入ってしまった。

 泣きもせず、着替えもせずに遊び続けようとするのがたくましく見える。


12月例会

2013-12-16 | 月例会

2013/12/15(日)9:30~14:00

会員 12名

活動 午前:遊歩道新設のための徐竹作業

    午後:畑地部へ山砂客土

※報告書へ添付する写真撮影も兼ね、遊歩道新設のための徐竹地点で作業を行う。人数がそろうと片付くのが早い。午後はキウイを撤去した跡地に畑作のための客土をする。粘土質なので山砂を入れた。

 写真だと現場は明るく見えるが、実際は晴天でも薄暗い。カメラが自動調整してしまうので良し悪しがある。

Photo Photo_2


キッチンの手入れ

2013-12-16 | 今日は真面目に

2_2   先日、おチビちゃん用のキッチンを整えたら、グループで使用している釜戸周辺がみっともなく見えてきた。

 徐竹作業も、休みを入れないと体が持たないから、休息もかねて整備をする。一旦、整地を行い、耐火ボードを敷いて、その上に三基の釜戸を乗せた。一基は大釜用にと思ったが、羽釜とサイズが適合せず伏せた羽釜の中にしまい込んだ。当座は利用できる状況にない。

 焚口の前は草を生やさない様に、コンクリートパネルを敷き、周囲は山砂で整地する。これでぬかるみが防げるはずだし、少しはすっきりした。左端、燻製器の出番は少なく、飾り物に近くなった。


集積処理

2013-12-15 | 今日は真面目に

Photo  約50本の孟宗竹の集積を終えた。見込みでは10日程度は必要かと思っていたが、思いのほか早く片付いてくれた。

 集積の仕方は、切断長がバラバラだから「美しい」仕上がりではないけれど、後は腐食を待つだけだからまとまっておれば良い。手間を惜しんで通路わきに集積したままより、小生的には納得する。

 写真奥の稜線から倒した竹が消え、稜線に立ってみると「道が出来てきている」感じがする。次回からは更に1ピッチ、予定のコースを伸ばすための徐竹作業だ。


なめこ発生

2013-12-14 | 何よりの楽しみ

Photo  なめこが発生した。原木はヤマザクラなのだが、立ち枯れてサルノコシカケも生えてきた状態だったから、なめこ菌が活着したのは一本だけである。

Photo_2  昨年も発生した原木だったが、残りの7本は処分しなければならないだろう。今回は小生が賞味する訳にもいかず、最初に見つけたM氏が撮影の後、収穫した。

 見るだけで涎が出そう…。


**秋の一時

2013-12-14 | 感じるままの回り道

 冴え冴えと夕べの冷気背負いつつ谷を出でれば生還のよう

 足跡に雨水を溜めて傷さらす掘られ崩され雨降る堤

 耐え難き腰の痛みも土盛れば堤は伸びる斜め陽の日

 林内の朽木上げれば幼虫はのの字のの字と群れて現る


竹地獄

2013-12-13 | 今日は真面目に

Photo_3  前日、伐り倒した50本ほどの孟宗竹を、処理集積する窪地に曳きこんだ。

 一部は処理を始めたが、一日で処理しきれる量でもない。孟宗竹にとっては「蟻地獄」と同じように切り刻まれる窪地になったが、作業する小生にとっても延々と単純作業を繰り返さねばならない場所になる。Photo_4

 日差しは当たらないし、季節風に晒されないだけ、少々有難い竹地獄なのだ。ともかく、窪地周囲に曳きこんだため、遊歩道予定面はすっきり見える。

 一般向けに提供するとなると、移動に支障が無い竹密度でもルートが不明瞭では案内できない。


今日のトンボ

2013-12-12 | 小父のお隣さん

Photo  季節風が強くて、今季一番の冷えを感じた日になった。最低気温は6度台で、降霜も無かったが、最高気温は10度足らずだ。

 もうトンボもいないだろうとトンボ池に立ち寄ってみる。さすがに飛翔の個体は無い。北側の崖が立ち上がっている陽だまりで昼食を摂ろうとしたら通路から一匹飛び上がった。

 「ああ、まだいる」と思って姿を追ったら、もう一匹がアタックをかけてきた。それでも空中に長居はせず、そそくさと日向に降りる。食事中、眺めていたが、捕食のために舞い上がる事も無かった。

 翅を見れば4枚とも縁の傷みが判る。よく生きているものだと感心する。


衰退させる技?

2013-12-12 | 今日は真面目に

Photo_3  侵入竹の徐竹効果を高めるために全伐とひこばえ処理だけでなく、伐り取り方にも工夫がいる。このやり方は、たしか西の方で侵入竹林の処理を続けている団体が実践の中で効果があると発表したと記憶している。

 これを知るまでは、小生等のグループも地際から切除していたが、それ以来、このやり方に倣って徐竹をしている。要するに「地上部1m程を残す」という、簡単で伐り取りも楽な方法なのだ。Photo_4

 残す事で、刈り払い作業などに支障があるけれど、地下茎の衰退が早まれば再萌芽は減少する。勢いのある竹は、伐ってすぐに樹液を流し出す。伐り残しが短いと「本体が無い」と感じ樹液の供給を止め、ある程度長く残すと「本体がある」と供給を続け出血多量で衰弱死する。まあ、かような理屈らしいのだが…。

 初夏に除伐した部分の伐り口は、既に樹液の漏出は止まっている。ここまで来たら地際から切除して終了となる。


**古典に重ねて

2013-12-11 | 大震災

 月見ればちぢに物こそかなしけれわが身ひとつの秋にはあらねど  大江千里

 月やらぬ春や昔の春ならぬ我が身ひとつはもとの身にして      在原業平

 思いわびさても命はあるものを憂きにたへぬは涙なりけり       道因法師

 ながらへばまたこのごろやしのばれむ憂しと見し世ぞ今は恋しき   藤原清輔朝臣


ルートを開く

2013-12-11 | 今日は真面目に

Photo  新しくルートを開く作業、今日は先に進めた。山桜の大樹を刈り出したピークから次のポイントまでの、約20mの徐竹をする。

 予報では「暖かくなる」との事だったが、季節風が強くて尾根筋にいる身には「吹きさらし」状態だ。それでも動いている時は汗も出て上着を脱ぐ事になるが、手を休めるとすぐに冷えてくる。Photo_2

 午前中で約50本の孟宗竹を切り倒した。この後は、斜面の下の窪地まで曳き降ろし、刻んで集積する。一日当たり十数本処理して、ほぼ10日程度必要だろう。年内は、この作業で終わりそうである。


大賑わい

2013-12-10 | 遊び子は

Photo  小春日和のこの日、原っぱ部は大賑わいだった。イベントだったようで、午前中は原っぱで遊び、昼食後は駐車場でたき火を体験していた。

 小学校低学年程度の参加年齢だったけれど、小生がその年齢の頃は、野山は遊び場だった。当時は、こんなイベントなどあるはずも無く、唯一の遊び場が野山だったと言えるかもしれない。

 谷を挟んで遠望しながら、イベントでもなければ野山で遊べる機会がない、こんな機会があってもお仕着せの活動では、少々かわいそうな気もしてくる。

 


カメノコテントウ

2013-12-10 | 小父のお隣さん

2_2  日差しが届いている金属製の電柱にアタックしては滑り、アタックしては滑る馬鹿な虫が目に入った。

 飛翔中、赤い色に気づいたから、カメムシの仲間かと思ったが、何度か滑って諦めたのか、その下にある桑の葉に止まる。ここで初めてカメノコテントウと分かった。

 カメノコテントウは、シーズンに見るか見ないかと言う程度のお付き合いだけれど、積極的に探している訳でもなし、それはともかく大振りの体躯には、何時もびっくりする。「テントウムシかい!?」

 初めて見たときは転倒、いいえ卒倒しそうだった。この時の気温は、時間的に十数度だったはず…。