トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

道普請の続きへ

2013-12-09 | 今日は真面目に

Photo_3  夏以来だから5か月ぶりになる。徐竹した部分は、ひこばえが腰のあたりまで育っていた。とりあえず地際から切除して、中断したままの倒した竹を片づけた。

 眺望は望めないルートになるのは必至だけれど、稜線の左右で植生が異なり、それはそれで雰囲気が良い遊歩道になりそうなのである。Photo_4

 作業を開始した初夏の頃では、年末には終了している見込みだったのだけれど、予定外、予定外のパッチワークのような日々で遅れてしまった。これから徐伐する孟宗竹は概算で千本程度になりそうなので、桜の開花が見られる頃まで作業は続きそうだ。


開花したタンポポ

2013-12-09 | 感じるままの回り道

Photo_3  原っぱ部の南向き斜面にタンポポが開花した。まだ二株だけだったが嬉しい気分になる。

 冬はこれからだし、タンポポを見たから春の気分になる訳でもないのだが「冬来たりなば春遠からじ」で、遅からずやってくる春に気持ちが向かう。Photo

 小生は「狂い咲き」とも「開花宣言」とも思わないし、風情を楽しむだけだ。暫く見ていたら虫が来た。ハエの仲間くらいは見当がついたが、図鑑と対照したら「ホソヒラタアブ」の様だった。

 目を近づけて何をしているか確かめたら、どうも雄しべの先端を喰っている様子。花粉でも食べていたのか…。


大雪のトンボ

2013-12-08 | 小父のお隣さん

Photo  大雪のこの日、トンボ池のほとりで昼食を食べていたら膝の所に赤トンボが止まった。周辺を観察してみると五匹程度は飛翔している。

 とは言え、終始飛翔している訳でもなく、陽だまりで暖を取っている時が多くなった。エサになる小昆虫は大丈夫なようで、度々舞い上がって捕獲しては戻ってくる。Photo_2

 既に、この種しか飛翔していないから間違いなど起こらないのだけれど、顔面をアップすれば豚の鼻ならぬ眉に見立てた黒丸が見える。いつも思うのだが「マユタテアカネ」ではなく「ブタハナアカネ」覚えやすい。


全面氷結

2013-12-08 | 感じるままの回り道

Photo_2  泥水池3が全面結氷した。改修作業がぎりぎりで間に合った。造成した堤は霜柱が全面を覆って、歩いてもぬかるまなくて快適だったが、これでは突き固めは出来ない。Photo_3

 丸太を埋設するために掘り上げた部分からの漏水孔も認められないので、この冬は快適な氷床になるだろう。小生が遊ぶことは無いけれど、おチビちゃん達には貴重な場所になる。

 全面氷結した気温だったから、当然、一帯は降霜で白くなった。降霜の程度も今季一番の規模だ。


丸太滑り

2013-12-07 | 遊び子は

Sn3d2670  孟宗竹林内で散策路を開いていたら、谷を隔てた拠点側から声が届く。「上手、上手!」、「良くできたねー」と言うような歓声だ。

 何をしているのかと一服がてら、木立の間から見通せる場所に行った。丸太の滑り台と急斜面に浅い溝を削った土の滑り台で遊んでいる最中だった。

 最中は喰っていなかったようだが元気の良い声が昼近くまで響いてきた。ケータイのカメラの限界だろう、限度いっぱいでこの品質である。縦の構図が鮮明度で勝ったのだけれど、記事に乗せようとすると横位置になってしまう。回転させ保存させてからアップしてもダメだった。

 こんなことでアップアップするのも見苦しい。まあ、遊んでいると思えば良いのである。


やってきました!

2013-12-07 | 小人閑居して憮然

Photo_5  泥水地の改修・修復が終えて数日、それまで遠慮していた猪がやってくるようになった。状況に変化がないと日を於かずやってくる。

 何度、根こそぎ掘り起こされたか判らないツリバナの株が、またしても掘り起こされひっくり返っていた。もうこの場所での生育は不可能と思わざるを得ないけれど、とりあえず埋めておく。2

 畦には大きな足跡に加えて大小の足跡が散乱する。群れで来ているのは当たり前だろうが、今回の足跡は大きい部類に入る。体重でいえば100kg程度の成獣になるのだろう。

 泥水地を築くためにV字浸食された溝を埋めた堤、これが猪道になって崩されていく。竹の杭を並べたが、三日目には通るようになったし、今日はキムチ用の粉唐辛子を散布したのだが…。


ちょっと小細工

2013-12-06 | 今日は真面目に

Photo_2  結氷状態の確認に出かけたのだが、すぐ帰るのも惜しい天候だったから、チェーンソーで小細工をしてみた。

 一つは泥水地落とし口の渡り板で、丸太を肉厚の板状にし、滑り止めの刻みを入れ完成。もう一つは胴付で、既存の胴付は負担に感じるようになってきたから、軽めの胴付にと、丸太材を切り出して作る。

 どの材も風倒木で、林内に捨て置いた材である。まだシロアリも入っていなく適度に乾燥も進んでいて担いで運び出しやすかった。


陽だまり

2013-12-06 | 小父のお隣さん

Photo_4  陽だまりで暖を取る好みは共通するのか、マユタテアカネとルリシジミ?がツーショットで撮れた。

 ケータイでの撮影は、直射光下ではコントラストが強く出て醜くなる。調整をすれば良いのだが、静止物ではないから、適正感度に合わせていく間に機会を失ってしまう事を恐れた。

 蝶類の一部は冬の間にも稀に出現するが、トンボはそろそろ消える頃である。名残惜しい。


大雪の頃

2013-12-05 | 小父のお隣さん

3 Photo_5

 12月に入っても蝶類は何種類か飛翔している。花はアザミ類の開花が続いているから食事は出来ているのだろうが、既に水辺は氷結している季節になった。

 タテハチョウ、シジミチョウの類は容易に散見できる状況にあるが、今日はキタキチョウが飛翔していた。下の写真、青いシジミチョウはルリシジミかと思ったけれど、たいして根拠は無いのだ。 

Photo_6Photo_7 シジミチョウ類では、ベニシジミは容易に判るけれど、他の種は判別が出来ない。今日も複数の個体が確認できたが、翅は傷んで色も褪せて、翅裏を見てまで鑑別する意思も無いから、まあ、数種は飛翔しているのだろう、と大雑把だ。

 小春日和が続いている。

 


分水調整

2013-12-04 | 水辺環境の保全

Photo_4  泥水地の再構築に伴い、堤の保護のために池1の水位を5㎝下げたくて分水機構の調整をする。奥の円がトンボ池への集水桝で手前が池2への落とし口である。

 トンボ池に渇水時は優先して送水できるように二つの堰でバランスをとっているが、今回、水位を下げる加工を始めたところで泥鰌を発見して、結局は春まで先送りする事にした。

 春までは越流を起こすほどの降雨も無いだろうし、泥鰌が生息している事を確認できた以上、冬期の水位をあえて下げたくない。しかし、既に堰にノミを入れて2センチほど下げてしまったから、トンボ池への集水桝も、それに合わせて調整せざるを得なくなった。薄氷が張った水は冷たかった。


*初氷

2013-12-04 | 感じるままの回り道

           薄氷の池を巡るやアカトンボ

           ヤエムグラ実たわわなる霜まみれ

           水面を引っ掻いたよな初氷

           春までは陽も射さぬなり谷地の池

           ジョロウグモ破れ網にて霜を受け


今日のトンボ

2013-12-03 | 小父のお隣さん

Photo  11月末から泥水池の一部は凍結したままである。日当たりの良いトンボ池にはトンボがまだ飛翔している。時期的に種類も数も激減したが、それでも姿を見ることは出来た。

 マユタテアカネは数匹見られ、♂の姿ばかりであるけれど、お互いファイトする元気は持ち合わせている。Photo_2

 マユタテアカネの他にはオオアオイトトンボを見るだけになった。人体は暖かく感じるのか、静止していると肩や腕、大腿部のあたりに止まりに来る。今日のオオアオイトトンボは額に止まった。

 千歳一隅のベストショットが撮れると思い、自分撮りしようとしたが、サブカメラに切り替える途中で逃げられてしまった。

 


補修終わる

2013-12-03 | 水辺環境の保全

Photo  作業日数8日を要して泥水地の改修が終わった。資材調達の除伐も含めれば10日ほどで、予定通りと言えるが、一方では、この補修は予定には無かった作業だ。

 水域全体の水際線に丸太を埋設し、水面積を広げた結果、畦や堤はドロドログチャグチャの状態になってしまった。もう春まで日射が届かないから乾燥しないまま凍結状態に入る。

 まあ、作業不可能になる凍結前に終わってホッとしたが、スコップや杭打ち作業は腰にこたえる。完了したので、ようやく遊歩道開設のための徐竹作業に入れるが、2日ほど腰を休めねばならない。腰痛は、職業病と言って良いが、今もって泣き所なのである。


嬉しい!泥鰌

2013-12-02 | 水辺環境の保全

Photo  泥水池1の増えすぎるカンガレイの株を掘り上げて廃棄しようと堤に上げたら動くものが見えた。

 もう「!!!」である。年に一回程度は水底の泥が立ち上がるのを見ていたから推定はしていたが確認できなかった泥鰌なのである。もう「ドジョウ、ドウジョ、どうぞよろしく」の気分になった。

 カンガレイの根株から落ちた泥の中には、更に二匹がいた。これでは根塊を廃棄できないから、元の位置に落とし込んだ。春になってから掘り捨てる事にした。

 泥鰌の体長は80mm程度だし、恐らく今年産まれた個体だろうと推測したが、アオサギが居ついている理由の一端が分かったような気がする。絶滅しない様に柴漬けや草陰を作り、安住の場所も考えねばならなくなった。こういう手間は大歓迎である。少し報われた気がした。


*アイソン彗星

2013-12-01 | 性向有毒の翁なれば

            愛尊とおもえど哀損消えたもう

            彗星は期待残して陽に溶けり

            彗星も放り込まれる師走なり

            太陽のお歳暮となりほうき星

            現世や一期一会も夢と消ゆ