谷止工の派生作業がある。水路を整えるのも重要ポイントなのだ。取水升の上流部は流路が取水升に到達させる事は必須だけれど逃げる水量を減らし集水力を高める算段も必要である。河原幅8メートルほどあり氾濫で浸食された窪みは集水升の反対側の左岸にある。
この窪みに漏れ出る水量も馬鹿に出来なくて取水堰の水平位置で無駄に流れ去っているのは取水升に入る水量と同等で、そのため取水升からのオーバーフローは発生していない。
この漏水を少しでも減らし集水路に水を集める算段は小さな水路で水を拾う事に尽きるが、砂礫の河床なので伏流水はいかんともし難い。それでも「やらないよりはまし」なのだ。
一方、取水堰・取水升より下流部へのオーバーフロー水は河床上に崩落堆積したままの土砂の排除に使いたくて思案していたが、「ケツの始末は後回し」が常套にならざるを得ずようやく着手し始めたばかりである。
前夜の降水で流路が見えた ➡
崩落本体の右岸部に流路を寄せる
この窪みに漏れ出る水量も馬鹿に出来なくて取水堰の水平位置で無駄に流れ去っているのは取水升に入る水量と同等で、そのため取水升からのオーバーフローは発生していない。

一方、取水堰・取水升より下流部へのオーバーフロー水は河床上に崩落堆積したままの土砂の排除に使いたくて思案していたが、「ケツの始末は後回し」が常套にならざるを得ずようやく着手し始めたばかりである。



池中央の小島の葦をノコギリ鎌で地際から刈り取りつつ内部に入った時、目の前に巣があったのだ。直径は25cm程度の浅い形状で細かい羽毛がびっしりと敷かれている。大きさから何年も前に見たことのあるカルガモかと思ったのだが、その時の巣には羽毛は無かったように記憶している。
卵もないし巣の外側に卵殻もなく、地上部を見たところで進入路になっているような形跡もなかった。上空から飛び込むにしろ飛び立つにしろ羽ばたきする空間のない葦とセイタカアワダチソウとミソハギが密集した部位である。当然のごとく小生には判別できる対象ではない。
それにしても今期の巣であることは間違いなく、巣立ち後の空巣にも思えないし産卵前に営巣放棄したのが一番ぴったりした。というのもあの竹破砕機の轟音がこだまするエリアだったからだ。まあ、真実は不明だけれど現在進行形でなければ空巣を確認したうえで標本に活かせるだろう。
しかしなんだなあと思わざるを得ないのは本来の意味用語として使った単語が、どうもあんまり座りが良くない。良くない印象の方に焦点が言ってしまうのはなんでだろう。この場合、空巣に接近ししめしめ、いいえ、しげしげと観察していた小生に起因するのか判るはずも無し。
それはともかく神仏と祖霊に「誓って」言っておかねばならないのは、小生空巣を狙おうと思った事は一度も無い…。
遊び唄は振り付きだけれど、フイールド作業は振り回される。思わぬ風倒木が発生してしまい安全のためには躊躇は無用で、しかし一方、自分の安全は低度が下がる。それでも手出しを優先して行わねばならないのが定めというものか・・・。
枝の大部分は一日目に落として大枝を残すだけになった二日目、現場に到着すると県の担当部署の課員が見えていた。小生はこの日の作業の後で写真を添付しメールで報告しようと思っていたのだが「電話があった」との話だった。
電話の主は小言幸兵衛したくなるかの環境教育NPOだったのだが、フイールドを大切にしなくても自分たち活動の支障となる事には素早い。口を出すだけで済むのだから。
先日、たまたま関連団体の会議に参加している人から「会議出席すると交通費や日当の要求をする」との話があったと伝わってきた。小生はフイールドでの行状しか見てはいないけれど「さもありなん…」と納得できたのだった。ホームページの中身は立派だが「もどき」のまかり通る今日、まあそんなところと推して知るべしか。
ボヤキはこれくらいで本道に戻ろう。県担当課の後から業者も来て話が出来た。根株部分は小生が推定した1t程度では済まず数トンになるだろうとの事で、それを処理できる重機は入り込めない事が分かった。この根株が落下しないような処理はワイヤーで固定しながら刻む事ぐらいとの内容だった。それよりも根上がりでえぐられた上部の大木二本がもっと危ない。
根株は当座、主幹と太枝がつっかえ棒になり落下の心配はないだろうとも言う。これは小生等の見立てと同じで、その方向で処理を進めていた。
最終的には県から「馬」三台程度を出してもらえそうなので周囲を囲い、通路は迂回させる。切り刻んだ枝などは支えとして残した主幹と太枝の周りに積み込みロープを張って安全策とする予定だ。
太枝の処理 ➡
➡
危険部への進入防止策
大きなコナラの樹の下で あなたと私
ボチボチ刻みましょ 大きなコナラの樹の下で

電話の主は小言幸兵衛したくなるかの環境教育NPOだったのだが、フイールドを大切にしなくても自分たち活動の支障となる事には素早い。口を出すだけで済むのだから。
先日、たまたま関連団体の会議に参加している人から「会議出席すると交通費や日当の要求をする」との話があったと伝わってきた。小生はフイールドでの行状しか見てはいないけれど「さもありなん…」と納得できたのだった。ホームページの中身は立派だが「もどき」のまかり通る今日、まあそんなところと推して知るべしか。
ボヤキはこれくらいで本道に戻ろう。県担当課の後から業者も来て話が出来た。根株部分は小生が推定した1t程度では済まず数トンになるだろうとの事で、それを処理できる重機は入り込めない事が分かった。この根株が落下しないような処理はワイヤーで固定しながら刻む事ぐらいとの内容だった。それよりも根上がりでえぐられた上部の大木二本がもっと危ない。
根株は当座、主幹と太枝がつっかえ棒になり落下の心配はないだろうとも言う。これは小生等の見立てと同じで、その方向で処理を進めていた。
最終的には県から「馬」三台程度を出してもらえそうなので周囲を囲い、通路は迂回させる。切り刻んだ枝などは支えとして残した主幹と太枝の周りに積み込みロープを張って安全策とする予定だ。



大きなコナラの樹の下で あなたと私
ボチボチ刻みましょ 大きなコナラの樹の下で
水見回り、泥水池2にチゴザサが増えてきた。これ以上の席巻を許すと水面が見えなくなるまで蹂躙されてしまうし、こうなると抜きとるのも苦労する。「そろそろ抜き時か・・・」と思いつつも水源地谷止工が片付いていない。
あっちもこっちもで、にっちもさっちもいかぬ今日この頃も憮然として水面を眺めていればクロイトトンボが見えるようになる。クロイトトンボも数を増やしているが水面すれすれに飛翔し色合いも保護色風で目立たないから関心が無ければまず気が付きもしないトンボにはいる。
チゴザサの繁殖振りに苦々しく思っている視界の中でクロイトトンボも繁殖に精を出していた。連結産卵で植物体に産卵している。その植物体こそ難いチゴザサなので、これで休みもするし羽化もしている。てな事で除草もほどほどに行う必要もあって、これが次の繁茂につながってしまうのだ。生き物に限らず植物もその環境内で連鎖しているのを実感するひと時でもある。
あっちもこっちもで、にっちもさっちもいかぬ今日この頃も憮然として水面を眺めていればクロイトトンボが見えるようになる。クロイトトンボも数を増やしているが水面すれすれに飛翔し色合いも保護色風で目立たないから関心が無ければまず気が付きもしないトンボにはいる。
チゴザサの繁殖振りに苦々しく思っている視界の中でクロイトトンボも繁殖に精を出していた。連結産卵で植物体に産卵している。その植物体こそ難いチゴザサなので、これで休みもするし羽化もしている。てな事で除草もほどほどに行う必要もあって、これが次の繁茂につながってしまうのだ。生き物に限らず植物もその環境内で連鎖しているのを実感するひと時でもある。



前日は満水位だった二つ池、翌日の水見回りでは底が露わになっていた。漏水個所を確認しなくとも思い当たる場所はひとつなのだ。それが悔しくとも当たってしまった。
今季、何度の漏水を起こしたのか数えてはいないのだが「またか…」と見ただけでうんざりする。
底が露出した
漏水孔部
風倒木になったコナラの大木を処理した後の水見回りなのでスコップを取りに戻り漏水孔を潰す元気はない。長靴で漏水孔の周りを押し潰して応急処置とした。露出した底を乾燥させてしまう事態だけは避けたい。
一方、雨水が溜まって「漏水が緩和傾向か・・・」と淡い期待を持った林接する池だけれど、ここも希望的観測通りとはならず、底が露出していた。構築作業中断時の思いに同じく底と法面の再構成を行って防水力を高めるしかないと腹をくくった。いいえ、くくるしかないのであった。ホント、水商売の理は嫌という程見せつけられる。今日は良くても明日は分からん。
この水域より絶対に安定していた郷里の田圃、それでも毎朝の水見回りは祖父や父は行っていた。今になってその意味がよーく分かる。そう、漏水は自然緩和・終息しない漏れるべくして漏れ出すのだから元を断たなきゃ駄目・・・。そうは言っても両側鼠径ヘルニアの根治術のようにはいかず、常に火種、いいえ洩れ種は染みわたっているフイールドなのである。
今季、何度の漏水を起こしたのか数えてはいないのだが「またか…」と見ただけでうんざりする。


風倒木になったコナラの大木を処理した後の水見回りなのでスコップを取りに戻り漏水孔を潰す元気はない。長靴で漏水孔の周りを押し潰して応急処置とした。露出した底を乾燥させてしまう事態だけは避けたい。

この水域より絶対に安定していた郷里の田圃、それでも毎朝の水見回りは祖父や父は行っていた。今になってその意味がよーく分かる。そう、漏水は自然緩和・終息しない漏れるべくして漏れ出すのだから元を断たなきゃ駄目・・・。そうは言っても両側鼠径ヘルニアの根治術のようにはいかず、常に火種、いいえ洩れ種は染みわたっているフイールドなのである。
コナラの大木が風倒木となってトンボ池広場に倒れ込んでしまった。大径樹の処理はテーダ松数本が風倒木となった時以来であるが針葉樹は広がりがないから広葉樹より処理しやすい。そもそも胸高直径3尺であっても材質は柔らかいのだがコナラはそうはいかず緻密な組織で固い。
ナラ枯れ病進行中と言えど組織全体が枯れ果てた訳でもなく、その分、幹の強度は保たれていた。
落葉広葉樹特有の大きく枝を広げた姿のまま倒れたから中に入り込んでの作業が出来にくい。そこで樹冠部や枝の末端部の切断しやすい部分からチェーンソーで切断し作業スペースを広げながらの処理となった。
処理は会友のYさんも参加した二人体制となりスムーズに運んだ。とは言いつつも「切断して集積」の手間を省ける訳でもなく、切断は楽しいが集積作業は有難くないもののけじめはつけねばならぬ。邪魔にならない場所に集積し終えるまでが作業範疇で、集積すれば生き物の棲家となって倒木も活かされる。
樹冠部から見る
根上がり部を見る
木元より先端部を見る
この日、展開していた枝の大部分は切断し落としたけれど、主幹部と幹根近くから別れ出た大枝、と言うより副主幹と言っても良いような枝3本が残った。これらの枝でも分岐部の径50㎝近くはある。
大径だがバーサイズ350mmのチェーンソーでも両側から追いこめば切断可能だけれど、倒れ方の事情で残す事にした。
斜面上部高さ2階に相当する位置で根こそぎ倒れ、根上がりした根盤は高さは身長を超え、横幅は3m程もある。この大きな物体が通路側に傾いたままなのだ。この状態で主幹部や支えとなっている大枝部を切断すると重心位置から落下し下敷き圧死事故は一目瞭然で、安全を考えると主幹と大枝でこの状態を維持させ転落を防ぐ策しかない。プロや業者なら吊り上げ処理可能だけれど、我々は単なるボランティアである。重機までの用意は無理だ。
枝先から落とす ➡
順次内部を落とす
そうしても木質だから腐食は進み盤根部の重さを支えきれない時が来るのは明白だけれど、風雨に晒されて土が落ちていけば切断処理で小さく出来よう。それまでは通路を迂回させる。
駐車場脇の斜面にも根上がりし幹で支えられて転落を抑え込まれている根株があるのだが、これは10年ほど経過しても今なお安定して支えられている。全く同じ条件では無いものの、当座はこの処理で大丈夫だろう。
集積サイズに切断 ➡
➡
ナラ枯れ病進行中と言えど組織全体が枯れ果てた訳でもなく、その分、幹の強度は保たれていた。
落葉広葉樹特有の大きく枝を広げた姿のまま倒れたから中に入り込んでの作業が出来にくい。そこで樹冠部や枝の末端部の切断しやすい部分からチェーンソーで切断し作業スペースを広げながらの処理となった。
処理は会友のYさんも参加した二人体制となりスムーズに運んだ。とは言いつつも「切断して集積」の手間を省ける訳でもなく、切断は楽しいが集積作業は有難くないもののけじめはつけねばならぬ。邪魔にならない場所に集積し終えるまでが作業範疇で、集積すれば生き物の棲家となって倒木も活かされる。



この日、展開していた枝の大部分は切断し落としたけれど、主幹部と幹根近くから別れ出た大枝、と言うより副主幹と言っても良いような枝3本が残った。これらの枝でも分岐部の径50㎝近くはある。
大径だがバーサイズ350mmのチェーンソーでも両側から追いこめば切断可能だけれど、倒れ方の事情で残す事にした。
斜面上部高さ2階に相当する位置で根こそぎ倒れ、根上がりした根盤は高さは身長を超え、横幅は3m程もある。この大きな物体が通路側に傾いたままなのだ。この状態で主幹部や支えとなっている大枝部を切断すると重心位置から落下し下敷き圧死事故は一目瞭然で、安全を考えると主幹と大枝でこの状態を維持させ転落を防ぐ策しかない。プロや業者なら吊り上げ処理可能だけれど、我々は単なるボランティアである。重機までの用意は無理だ。


そうしても木質だから腐食は進み盤根部の重さを支えきれない時が来るのは明白だけれど、風雨に晒されて土が落ちていけば切断処理で小さく出来よう。それまでは通路を迂回させる。
駐車場脇の斜面にも根上がりし幹で支えられて転落を抑え込まれている根株があるのだが、これは10年ほど経過しても今なお安定して支えられている。全く同じ条件では無いものの、当座はこの処理で大丈夫だろう。



ここ一週間に二回ほどまとまった降雨があった。梅雨に入ったから当たり前なのだけれど取水地や水辺の見回りが大切になってくる。
雨上がりのこの日も定例の水見回り。水量は増しているが補修を必要な個所は無かった。それでも除草と泥浚いはぶら下がっている。
漏水が激しく、このままの設えでは湛水出来ないと判断し中断した林接した池は雨水だが溜まっているではないか。池を掘った当時、100mm程度の降雨があって満水に近い状態だったのが一晩で綺麗に引いた。この事で「再度堤を作らねば」と判断したのだけれど、その後の降雨二回目、三回目と回数を重ねるに従い溜まった雨水が引くのが遅くなっている。
今回も底が見えない程度に水深が保たれていた。底部からの漏水は少ないと判断していたけれど池内側の法面からの水漏れも減少しているように感じてきた。泥が流入している訳では無い全くの雨水溜り水状態であるけれど、水が引くのが遅ければ水を引き込むパイプを設置しても良さそうかとも思い始めた。
なんたってヤブヤンマが護岸丸太に産卵しているのを見ただけに湛水させるのに気が急く。
撮影した写真を眺めてつらつら思うのは「なんでコントラストに弱いのだろう?」ということだ。日向と日蔭が入り混じった環境で綺麗に写ったためしがない。オートモードであっても直射光下では暗くなってしまう。ホワイトバランスやEVシフトを調整しても写りは悪い。
近い距離の撮影も背景ばかりに合焦する。フォーカスをピンポイン、マクロに設定しても大差ない。機種の特性なのかメーカーの設計なのか使い比べが無いので何とも言えないが、小生はアップアップしつつ結局は不鮮明な写真がアップとなる。かくして道具や機器の性向に自然緩和はないままに使い続けるのであった。
北側から
南側から
雨上がりのこの日も定例の水見回り。水量は増しているが補修を必要な個所は無かった。それでも除草と泥浚いはぶら下がっている。
漏水が激しく、このままの設えでは湛水出来ないと判断し中断した林接した池は雨水だが溜まっているではないか。池を掘った当時、100mm程度の降雨があって満水に近い状態だったのが一晩で綺麗に引いた。この事で「再度堤を作らねば」と判断したのだけれど、その後の降雨二回目、三回目と回数を重ねるに従い溜まった雨水が引くのが遅くなっている。
今回も底が見えない程度に水深が保たれていた。底部からの漏水は少ないと判断していたけれど池内側の法面からの水漏れも減少しているように感じてきた。泥が流入している訳では無い全くの雨水溜り水状態であるけれど、水が引くのが遅ければ水を引き込むパイプを設置しても良さそうかとも思い始めた。
なんたってヤブヤンマが護岸丸太に産卵しているのを見ただけに湛水させるのに気が急く。
撮影した写真を眺めてつらつら思うのは「なんでコントラストに弱いのだろう?」ということだ。日向と日蔭が入り混じった環境で綺麗に写ったためしがない。オートモードであっても直射光下では暗くなってしまう。ホワイトバランスやEVシフトを調整しても写りは悪い。
近い距離の撮影も背景ばかりに合焦する。フォーカスをピンポイン、マクロに設定しても大差ない。機種の特性なのかメーカーの設計なのか使い比べが無いので何とも言えないが、小生はアップアップしつつ結局は不鮮明な写真がアップとなる。かくして道具や機器の性向に自然緩和はないままに使い続けるのであった。


水源地谷止工からの派生作業でオーバーフローからの流路を付け直ししているところにアサヒナカワトンボが来た。避ける事もせず切羽詰まった感じで取水升の土砂止め丸太のドンドン部に突入してしまった。「まさか朝比奈さん、入水自殺でもあるまいに・・・」と覗きに行った。どうも小生は折々の事象を覗く癖があるようだ。
しかし両親・兄弟・子ども達の名誉のためにも明言しなければならないのは「生き死にの瀬戸際?!」と認識したからの覗きで、あの「出っ歯の亀さん」では決してなく「入れ歯の爺さん」であることからも御理解いただけよう。
丸太二段で仕切られた堰の上部から水が落ちている。その流水のわずかな隙間に隠れ朝比奈さんは水浴中、いいえ朝比奈さんは産卵していたのだった。アサヒナカワトンボが流木や段差工の丸太に産卵しているのは見ているが、近年はアサヒナカワトンボの産卵は見る機会はなかった。
飛沫に濡れ乍らも一心不乱と言って良いだろう産卵中の個体を撮影したい小生も一写不乱に撮りたかったがカメラが言う事を聞かない。ケータイと新旧二台のデジカメをとっかえひっかえで写したけれど満足のいく仕上がりに程遠かったのである。
露出がアンダーで暗くなったりブレが酷くなったり、モードを変えカメラを変えても奮戦空しく不鮮明。梅雨入りで快晴、最高気温30℃と、何から何までこの顛末で何時も襲いかかる「マーフイの法則」。そして何時も意図はまあフイになる日々そして人生・・・。色即是空空即是色。
小生、長い間、水行も滝行も行っておらず融縁樹縁が溜まったのだろうと水測する。
しかし両親・兄弟・子ども達の名誉のためにも明言しなければならないのは「生き死にの瀬戸際?!」と認識したからの覗きで、あの「出っ歯の亀さん」では決してなく「入れ歯の爺さん」であることからも御理解いただけよう。
丸太二段で仕切られた堰の上部から水が落ちている。その流水のわずかな隙間に隠れ朝比奈さんは水浴中、いいえ朝比奈さんは産卵していたのだった。アサヒナカワトンボが流木や段差工の丸太に産卵しているのは見ているが、近年はアサヒナカワトンボの産卵は見る機会はなかった。
飛沫に濡れ乍らも一心不乱と言って良いだろう産卵中の個体を撮影したい小生も一写不乱に撮りたかったがカメラが言う事を聞かない。ケータイと新旧二台のデジカメをとっかえひっかえで写したけれど満足のいく仕上がりに程遠かったのである。
露出がアンダーで暗くなったりブレが酷くなったり、モードを変えカメラを変えても奮戦空しく不鮮明。梅雨入りで快晴、最高気温30℃と、何から何までこの顛末で何時も襲いかかる「マーフイの法則」。そして何時も意図はまあフイになる日々そして人生・・・。色即是空空即是色。
小生、長い間、水行も滝行も行っておらず融縁樹縁が溜まったのだろうと水測する。



水源地で曳き馬状態だった時に電話が来た。着信音は明確だけれど音声はとぎれとぎれで要領を得ない。場所が場所だけに電波状態は悪いのである。結局、用件は不明で切れたのだけれど会友のYさんからだった。普段は電話を使用する人柄で無いだけに気になってフイールドに戻った。
電話の要件と言うのは「風倒木が発生して通路を塞いでしまった」と言う事で、さっそく現場を見に行った。ここ一週間ほどの間に間をおいて50mm、50mm程度の降雨があり、特に昨日から今朝にかけ風雨が強かった。その影響だったのは間違いないが枝が折れ落ちるのは想定内だったけれど「根こそぎ」は考え至らなかった。
倒れた樹はコナラの大木で胸高径1m近い。三日月池とトンボ池の斜面にあったのだが数年前にナラ枯れ病に感染している。斜面上部にはやや小径の二本が既に立ち枯れて小枝も付けていない。倒れたコナラは斜面中ほどで根こそぎだった。藪漕ぎし現場を見ると根上がりした径は3mにもおよび抜けた部分はえぐれて崖みたいになってしまった。
上部からの接近は足元も見え難く危険で、下から近寄ったところでやれる事は無いのである。
とりあえずは倒木下の通路の安全を確保しなければならないのだが、大径木と言う事と広葉樹特有の枝張りが大量で手間暇かかりそうな、と言うより絶対に手間暇かかる処理作業になる。水源地の谷止工は残り数日分、林接する中断したままの池普請も済ませたいし、はてさてやるべき事の何たる豊富な事か、これも神仏のご加護に違いない・・・ハア。
根上がり部
落下部
電話の要件と言うのは「風倒木が発生して通路を塞いでしまった」と言う事で、さっそく現場を見に行った。ここ一週間ほどの間に間をおいて50mm、50mm程度の降雨があり、特に昨日から今朝にかけ風雨が強かった。その影響だったのは間違いないが枝が折れ落ちるのは想定内だったけれど「根こそぎ」は考え至らなかった。
倒れた樹はコナラの大木で胸高径1m近い。三日月池とトンボ池の斜面にあったのだが数年前にナラ枯れ病に感染している。斜面上部にはやや小径の二本が既に立ち枯れて小枝も付けていない。倒れたコナラは斜面中ほどで根こそぎだった。藪漕ぎし現場を見ると根上がりした径は3mにもおよび抜けた部分はえぐれて崖みたいになってしまった。
上部からの接近は足元も見え難く危険で、下から近寄ったところでやれる事は無いのである。
とりあえずは倒木下の通路の安全を確保しなければならないのだが、大径木と言う事と広葉樹特有の枝張りが大量で手間暇かかりそうな、と言うより絶対に手間暇かかる処理作業になる。水源地の谷止工は残り数日分、林接する中断したままの池普請も済ませたいし、はてさてやるべき事の何たる豊富な事か、これも神仏のご加護に違いない・・・ハア。


梅雨ともなれば空模様次第で追い立てられる日が増えてくる。この日も雷鳴とどろく日になってしまいフイールドから退散。帰宅したところで降雨無しでホットな天候にはならずホッとしたものの時間はたっぷりほっとけない。
そこでポットに播種したままで放置してあったキジョラン、菓子クルミ、イガホウズキ、タネツケバナを整理する事にした。
3月に播種したタネツケバナは暖地のせいか発芽無しで廃棄するのも無念だから種まきトレイごと様子を見る。低温に逢わせる必要があったのかもしれないが、まあ未練たっぷり未練タラタラな顛末で優柔不断だった。
イガホウズキは庭に降ろした。秋には甘酸っぱい果実を口に出来るだろう。菓子クルミは五個播種して四本発芽した。既に15㎝程に延び直根も同等の長さにまで伸びている。通常のポットでは深さが足りないからロングポットに鉢替えした。この成長度合いだと梅雨明け頃にはフイールドに移植できそうだ。苗木でもらった2本は切り詰めて八寸鉢に鉢替えしたのだが鉢底から白根が出てきたし地上部も40㎝ほど伸びている。これは近々定植しなければならないだろう。
キジョランの種子は泥水地で拾ったのだが5ポットの内2本はナメクジかダンゴムシに食害された。そのうちの1本は奇跡的に再萌芽したのに今回の鉢替えで折ってしまった。まっこと「わたし馬鹿よねお馬鹿さんよね・・・」だ。
キジョランの定植は生育が遅い事もあってポット育成丸々2年、3年目には定植できるだろう。
菓子クルミはロングポットへ
キジョランは三号鉢に
そこでポットに播種したままで放置してあったキジョラン、菓子クルミ、イガホウズキ、タネツケバナを整理する事にした。
3月に播種したタネツケバナは暖地のせいか発芽無しで廃棄するのも無念だから種まきトレイごと様子を見る。低温に逢わせる必要があったのかもしれないが、まあ未練たっぷり未練タラタラな顛末で優柔不断だった。
イガホウズキは庭に降ろした。秋には甘酸っぱい果実を口に出来るだろう。菓子クルミは五個播種して四本発芽した。既に15㎝程に延び直根も同等の長さにまで伸びている。通常のポットでは深さが足りないからロングポットに鉢替えした。この成長度合いだと梅雨明け頃にはフイールドに移植できそうだ。苗木でもらった2本は切り詰めて八寸鉢に鉢替えしたのだが鉢底から白根が出てきたし地上部も40㎝ほど伸びている。これは近々定植しなければならないだろう。
キジョランの種子は泥水地で拾ったのだが5ポットの内2本はナメクジかダンゴムシに食害された。そのうちの1本は奇跡的に再萌芽したのに今回の鉢替えで折ってしまった。まっこと「わたし馬鹿よねお馬鹿さんよね・・・」だ。
キジョランの定植は生育が遅い事もあってポット育成丸々2年、3年目には定植できるだろう。


水辺周辺のカサスゲが伸びて太腿を隠す高さになってきた。トンボやカエル、ヘビなどの生息環境を想うと刈り払いもサッサとは出来かねる。あまり席捲しなければ放っておきたいところなのだが、この草丈に乗じて威之志士様がお休みどころにしてしまう。
樹冠下の草むらなどは絶好のお休みどころらしく敷き草を敷いたようになってくるのだ。このまま放置すると前哨基地となり、ひいては「定住許可」を与える事になるから土木を棚上げして刈り払いを行った。
威之志士様を遠ざけるには見通しよくしておく事が肝要なのだけれど、そこはそこ小さな生き物にも配慮せねばならず一部だけでも見通しが良くなる様に刈り払った。たったこれだけでもやっただけの効果はあって、それは倒れた枯草の状態で理解できる。
威之志士様にとれば「なんで舐めらる、なんで舐めらる」と言いたいのだろうが、こういう事を平気で行うようになると意地悪性分のハードルが低くなって行くのは間違いない。まあ、意地悪爺さんはかくしてバージョンアップしていくのだ。
故事に曰く嘘つきは泥棒の始まり、永田町は泥棒の巣窟。嘘吹き通して自身の保身、嘘がばれても撃たれまい。身分保障で何でも出来る。
ほんと、威之志士様の跋扈蹂躙に等しいが、霞が関や永田町の輩たちにはエネルギーも食料も自給する全ての手立てや民草の未来など、己らが破壊しこの国に存在していないという現実認識は無いだろう!。あるのは保身と政局だけで畜生になり下がっている。
威之志士様に由るお休み処 ➡
刈り払い見通しをよくする事で排除
樹冠下の草むらなどは絶好のお休みどころらしく敷き草を敷いたようになってくるのだ。このまま放置すると前哨基地となり、ひいては「定住許可」を与える事になるから土木を棚上げして刈り払いを行った。
威之志士様を遠ざけるには見通しよくしておく事が肝要なのだけれど、そこはそこ小さな生き物にも配慮せねばならず一部だけでも見通しが良くなる様に刈り払った。たったこれだけでもやっただけの効果はあって、それは倒れた枯草の状態で理解できる。
威之志士様にとれば「なんで舐めらる、なんで舐めらる」と言いたいのだろうが、こういう事を平気で行うようになると意地悪性分のハードルが低くなって行くのは間違いない。まあ、意地悪爺さんはかくしてバージョンアップしていくのだ。
故事に曰く嘘つきは泥棒の始まり、永田町は泥棒の巣窟。嘘吹き通して自身の保身、嘘がばれても撃たれまい。身分保障で何でも出来る。
ほんと、威之志士様の跋扈蹂躙に等しいが、霞が関や永田町の輩たちにはエネルギーも食料も自給する全ての手立てや民草の未来など、己らが破壊しこの国に存在していないという現実認識は無いだろう!。あるのは保身と政局だけで畜生になり下がっている。


小鳥たちの繁殖期真っ只中なのに竹破砕機の大音量轟音を終日谷間に響かせられてさえずりも消えてしまったフイールドに業を煮やし文句を言ったのが6月4日の事。破砕機は沈黙しているがさえずりも無い静かと言うより異常な時間がほぼ一週間続いた。
それでもここ数日はキビタキやオオルリの鳴き声が近くで聞けるようになって「元通り?」と思う事もあるものの「営巣放棄・育雛放棄」して逃散した小鳥たちもいるに違いない。
サンコウチョウは5月末に飛来し隣沢で「鳴き声を聞いた」情報は複数からもたらされたものの、小生の聞き始めは12日の事で、それも遠くて「ホイホイ」しか届かなかった。回数も少なく個体数がそもそもいないのではないかと思うけれど判るはずも無し。
先日の報道で「植物園内のアツモリソウ二株盗難」とあったけれど盗掘者も当たり前に存在しているフイールドでは竹破砕機の轟音を営巣期に林内で発生させる事に躊躇などあろうはずもなく、それが環境教育NPOの活動であるがゆえに、尚の事怒り狂って目くじら立てる小生の方が「迷惑視・厄介者」扱いされるのが実態である。
まあ、今更だが姥捨て山で高齢者デイサービスをセルフサービスとしてせざるを得ない小生としては「押忍、上等だ!」と言うしかない。
言ってみれば「月、日干し、ポイポイポイ」と囀られているのがこの国の弱者なのである。
それでもここ数日はキビタキやオオルリの鳴き声が近くで聞けるようになって「元通り?」と思う事もあるものの「営巣放棄・育雛放棄」して逃散した小鳥たちもいるに違いない。
サンコウチョウは5月末に飛来し隣沢で「鳴き声を聞いた」情報は複数からもたらされたものの、小生の聞き始めは12日の事で、それも遠くて「ホイホイ」しか届かなかった。回数も少なく個体数がそもそもいないのではないかと思うけれど判るはずも無し。
先日の報道で「植物園内のアツモリソウ二株盗難」とあったけれど盗掘者も当たり前に存在しているフイールドでは竹破砕機の轟音を営巣期に林内で発生させる事に躊躇などあろうはずもなく、それが環境教育NPOの活動であるがゆえに、尚の事怒り狂って目くじら立てる小生の方が「迷惑視・厄介者」扱いされるのが実態である。
まあ、今更だが姥捨て山で高齢者デイサービスをセルフサービスとしてせざるを得ない小生としては「押忍、上等だ!」と言うしかない。
言ってみれば「月、日干し、ポイポイポイ」と囀られているのがこの国の弱者なのである。
谷止工の目途は立ったがまだ先は長い。取水堰の下流に崩落した土砂の始末がついていないのだ。取水升からのオーバーフロー水で浸食流出させて元の河床を洗い出す算段だったのだが、部農会への送水管が破損し新たに取り付け直した際に予定流路に切りこみを入れられて送水管を配置された結果、そこを流路として取水堰の下部法面基礎が洗い出されてしまった。
これでは残った取水堰を下流部から支える構造体が失われて破壊につながれば小生にはお手上げ、泥水池は放棄するしかない。このリスクを少しでも軽減するには浸食流路を塞ぎ新たに崩壊土砂が流出していくように流路を変更しなければならない。
雨の季節が迫っているし腰痛症が出てしまったし、お手上げ状態でも少しづつ手を加える事でリスクを遠ざける事にした。とりあえずは玉石を積み上げた法面基礎を洗うようになった流路を遠ざけねばならず、一度に無理だから少しづつ崩していく事にした。
今回は基礎を洗う流れを外して崩落した土砂の中に流路を誘導した。水路を掘った土砂で今までの浸食部を埋めつつ水勾配を確認して丸太を護岸代わりに置いた。杭や掛矢の用意が無かったので今回はここまで。
この流路誘導で崩落土砂が流出し、元の河床が現れるまでには何年かかるのか予想もできないものの「やらないよりはまし」の範疇である。ここにオーバーフローの流路が安定すれば取水の危機は断然軽減する。
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これでは残った取水堰を下流部から支える構造体が失われて破壊につながれば小生にはお手上げ、泥水池は放棄するしかない。このリスクを少しでも軽減するには浸食流路を塞ぎ新たに崩壊土砂が流出していくように流路を変更しなければならない。
雨の季節が迫っているし腰痛症が出てしまったし、お手上げ状態でも少しづつ手を加える事でリスクを遠ざける事にした。とりあえずは玉石を積み上げた法面基礎を洗うようになった流路を遠ざけねばならず、一度に無理だから少しづつ崩していく事にした。
今回は基礎を洗う流れを外して崩落した土砂の中に流路を誘導した。水路を掘った土砂で今までの浸食部を埋めつつ水勾配を確認して丸太を護岸代わりに置いた。杭や掛矢の用意が無かったので今回はここまで。
この流路誘導で崩落土砂が流出し、元の河床が現れるまでには何年かかるのか予想もできないものの「やらないよりはまし」の範疇である。ここにオーバーフローの流路が安定すれば取水の危機は断然軽減する。




梅雨の中休みの晴天。谷止工も中休みとしフルシーズンに入った刈り払い機の整備を行う。刈り払いもここ数年は小生の独り舞台の感じだったけれど今季はYさんMさんが刈り払いを始めてくれたので助かっている。ただ選択的刈り払いは難しいので全草刈り払いのエリアだけにしてもらった。
刈り払い機の整備を終え決まりごとの様に帰宅前の水見回り、泥水地に入り込んで直ぐにオオアオイトトンボの飛翔があった。元来、飛翔力のあるトンボではないし恐らく今朝の羽化体だろうから更に飛ぶ力は弱いと言えよう。
そんなことで若い葦の葉に止まって動かなくなった。絶好のチャンスなのにデジカメがうまく働かない。どうも直射光下ではコントラストばかり強まってしまうしモニターもし難い。結局、ケータイも取りだして撮影し危機管理した。機器管理したくてもデジタルではどうにもならない。
オオアオイトトンボの初見はおおむね林内で見る事が通例で、この時期に水辺で見るのは恐らく初めてでもあり、初見としては早いと言える。
ケータイ画像
デジカメ画像
刈り払い機の整備を終え決まりごとの様に帰宅前の水見回り、泥水地に入り込んで直ぐにオオアオイトトンボの飛翔があった。元来、飛翔力のあるトンボではないし恐らく今朝の羽化体だろうから更に飛ぶ力は弱いと言えよう。
そんなことで若い葦の葉に止まって動かなくなった。絶好のチャンスなのにデジカメがうまく働かない。どうも直射光下ではコントラストばかり強まってしまうしモニターもし難い。結局、ケータイも取りだして撮影し危機管理した。機器管理したくてもデジタルではどうにもならない。
オオアオイトトンボの初見はおおむね林内で見る事が通例で、この時期に水辺で見るのは恐らく初めてでもあり、初見としては早いと言える。


