無臭は困る

GITANES休止のメリットは、部屋の匂いが
あんな風にならないこと。
それとは無関係に・・・。



別に匂いフェチの話しではない。


タバコを最近吸っていないこととは関わりなく、
以前から家で香を焚くことが多い。
１５、６年前からだろうか。

はじめの頃はどんな香りがいいのかも分からないし、
とにかく色々買ってきて試していた。

そのうちに自分なりの好みのようなものが確立されていき、
よく「アジア風雑貨店」で売っている甘ったるいのが
苦手なのだと自覚できるようになった。

最近では、清水寺近くで買ったものと宇治（平等院）近くで
買った香がいちばん馴染む。


しかしながら、香を買うためだけに頻繁に京都へ行くほどの
時間もないので、仕方なく近所で買うこともあるのだが、
最近はお香を扱っている店もどんどん増え、手に入りやすくなった。


で、他のモノを買うために１００円ショップへ行ったのだが、
そこでもお香を見つけたので、試しに買ってみた。


帰宅後、香に火を点ける。
火の点きは良く、煙はまっすぐ立ち昇った。


しかし、
いつまで経っても、匂いがまったくしなかった。

近付いても、鼻先に煙を誘導しても匂いがない。

お香業界史上初、無臭のお香なのか。

蚊取り線香じゃないんだから、無臭では困るのだ。



あと数十本あるお香を眺めながら、
水のないプール　という映画のタイトルを思い出した。
観ていないからタイトルしか知らないが、
無臭のお香は水のないプールだ。