the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 

メカ  




GITANES嗜好者の体のメカニズムは(略)
それとは無関係に・・・。


ある機械のカバーを外して、中の様子を見なければ
いけなくなった。別に大層な仕事ではないし
私はエンジニアでもないし、そもそも機械にはまったく
弱いので、ごく簡単な作業である。

屋外でフタを開け、中を覗き込む。


背後に視線を感じた。
振り返ると、4,5歳ぐらいの男児。

ものすごく箱の中身に興味がある様子だが、近づけない。


私「ほれ、見てみろ。」
児「何これ?」
私「機械。」
児「へえ!」

男児というのは、機械ものが好きなもんなのだろうか。
私はまったくそんなことなかったが。

私「スイッチ押したら、こっちが光ってあっちから
  いろいろ出てくる。」

児「ええ、ここから出るの?」

私「そ。」



と、30歳ぐらいのカッターシャツを着た男が
ダッシュしてきた。

男「ダメー!!コオキ、ダメー!」

そうか、コウキという名前なのか。

男「邪魔しちゃダメー!!ごめんなさーい!」


といいながら、男児を引っ掴んで足早に遠ざかっていった。


何が駄目だったのか、その父親らしき男をとっ捕まえて
質問したかったが、そうもいかない。


すまん、コウキ。

私が話しかけたばっかりにオヤジをエキサイトさせてしまって。

君が将来世界を揺るがすような発明家になることを祈る。





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