the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 





GITANESを目の前で思い切り吸ってやりたい。
それとは無関係に・・・。


仕事で、会社オーナーの会合などに出席することがある。
もちろん私はオーナーでもないし、それに準じる肩書きですらないが
行きがかり上出席する。
例えば先週の出張もそうだ。

2000人に近い人が集まる会合・式典。
参加各社の社長・オーナーが数百名。
現場を預かる責任者たちが1300人以上。
その他関係者多数。


壇上ではビップのあいさつや関係者のスピーチが続く。


営業の現場を預かる者たちの代表者が、ある種の
取り組みの成果などを発表する時間もある。


私は参加各社のオーナー連中の席に座っているから、当然
隣の席もどこかの会社の社長である(本当はどこの会社か
わかっているが)。
けっこう狭い席だった。さらにその社長さんが椅子の横に
自分のバッグを置いていたので、ますますこちらのスペースが
狭くなる。ちなみにそのバッグはヴィトンのブリーフケースだった。
約20万か。
「失礼します」といいながら座ろうとしても
「ああ・・・。」と言うばかりの隣の社長。
別にあいさつなどなくてもいい。せめてかばんを除けてくれないと
座るのに苦労するのだが。



様々な、そして斬新な取り組みが発表されている間中、その
社長さんは思いっきり居眠りを続ける。ずっと。
そしてビクッとなって目を覚まし、ペットボトルの水を口に
含む。
そしてあろうことか、鼻に指を突っ込んで掃除を始める。
そんなに指が入りますか?と思うほど深く深く掃除を続ける。
そのうちにこっくりこっくり居眠りする。
ビクッとなって目覚め、水を含み、鼻の掃除。
それを式典の間中、ずっと続ける。


関係者のスピーチや研究発表も、
「どうやってスタッフを教育するか」「より良いサービスとは」
などというテーマが続くが、その社長さんはずっと居眠りと
鼻掃除に忙しい。

スタッフの教育などよりも、
「会合に出席したら、社長さん、居眠りと鼻掃除はやめなさい」
と教えてやる方が先決だ。





1日目が終わる。

2日目の朝は早い。
普段は8:42に起きる私だが、その日は6:20起床だ。

ホテルの部屋に帰れたのが23時。
早く寝なければ。

部屋はさすがにオーナー用だけあって、それなりに広い。


0時過ぎ。
隣室に何人か人が訪ねて来たようだ。
隣も同じ会合に出席する他社の社長さんのはず。
ということは、彼の部下たちかあるいはその人と仲の良い
数社の社長さんたちが集合したのだろう。


寝ようと思ったが眠れなかった。

大騒ぎなのだ、隣室が。



結局明け方まで大騒ぎは続いた。




1日目の会合・式典、そしてそれに続く懇親会でも
オーナー連中は
「社員教育とは」とか「わが社の経営理念は」などなど
偉そうなことを言っている。
しかし、
「ホテルでは(特に夜中は)静かにしましょう」
という、子供でも分かりそうなことも吹っ飛んでしまうようだ。
それを酒のせいにしているのか、いつもとの環境の違いを
理由にするのかはわからないが、
まあそんなヤツが率いる会社なのだから、そんなレベルに違いない。



この手の会合にオーナーの代理で出席するようになって
もう数年経つ。
オーナーの代わりであるし、ということはその場では会社の
代表とも見られるのだから、行儀よくしなければならない。
ましてや他の参加者はそれぞれの会社の本物のオーナーなのだから
わたしよりはずっと格上のお方ばかりである。
だから最上の敬意を払いながら接してきたし、万事控えめに
過ごしてきた。


鼻掃除と居眠り社長、夜中の大騒ぎ社長のおかげで
肩の力が抜けた。
ありがとう。
もう敬意を持って接する必要はないとわかった。

普通にやらせていただきます。
私の普通は、貴方の目にはどう映るのかわかりませんが
あなた方レベルに合わさせていただきます。




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