GITANESもさすがに寝ているときは忘れてる。
それとは無関係に・・・。
多分先生(昔のことなので、何の先生かも忘れてしまった)
が壇上で誰かを称えているというスピーチを聴き、
深く感銘を受けたことがある。
「~ということですから、●●さんは
まさに寝食を忘れずその道を邁進された訳で
あります」
私は深く頷いたと同時に、これほど理に適った
そして潔いスピーチは他にないだろうと感じた。
おそらく『まさに寝食を忘れて何かしらに没頭した』
と言いたかったのだろう。
でも本当に寝食を忘れてしまったら、何も成し遂げられない
のは必定である。だって死ぬから。
そこを
「寝食を忘れず!」と言い切ったのだから
『そうだそうだ!』と私が共鳴したのも自然なことだ。
意図的にそう表現したのなら、先生は対象を
誉め称えつつ、どういう理由でか、ちょっと
遊んでみたのだろう。あるいはまったくその
功績を評価していないのだが「誉めるスピーチ」
をやらざるを得なくなり、それに対するささやかな
意趣返しだったのかもしれない。
いや、まああの場合完全に
「言い間違った」だけなんだけどな。
でも物事の核心を突くミスだったのは
間違いない。
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