ま・た・か・よ....(  ̄´Д` ̄)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071015-00000094-mai-soci
10月15日20時48分配信 毎日新聞
国土交通省は15日、横浜市西区で建設されていた分譲マンションで、構造計算の
偽装が見つかったと発表した。販売前に建設が中止され、横浜市が耐震強度を調べて
いる。構造計算をした「藤建事務所」(埼玉県八潮市)の遠藤孝・1級建築士(60)は、
横浜市の調査に対して「時間がなかったので偽装した。後で修正するつもりだった。
ほかにも数件ある」と話しているという。建築士が偽装を認めたのは、
姉歯秀次・元1級建築士(50)=東京高裁で公判中=に次いで2例目。
遠藤建築士は、判明しているだけで10都県46物件の構造計算をしており、
各自治体が再計算を急いでいる。偽装されたのは「積水ハウス」(大阪市北区)が
建築していた「グランドメゾン横浜紅葉坂」(仮称、鉄筋コンクリート9階建て、
5棟)で99戸が入居予定だった。設計者の「松田平田設計」(東京都港区)が
構造設計を委託した「構造計画研究所」(中野区)から、藤建事務所が再委託された
。
6月18日に着工したが、民間の住宅性能評価機関が構造計算書を点検し、8月末に
「偽装の疑いがある」と同省に通報した。判明した偽装は167カ所。
うち161カ所は地震の際に破断する恐れのある耐力壁や柱を、破断しないものとして
入力。6カ所は耐力壁の断面計算で「NG」(不可)となった部分に「OK」(可)
の文字を切り張りしていた。3月に建築確認申請され、民間確認検査会社
「東日本住宅評価センター」(横浜市鶴見区)が6月12日に建築確認した。
構造計算のチェックを厳しくした改正建築基準法施行(6月20日)を控えた時期で、
遠藤建築士は横浜市に「(改正法施行までに)時間がなかった。
つじつま合わせでやった」と説明しているという。国交省によると、遠藤建築士の
関与が判明している物件は▽東京14▽神奈川11▽埼玉9▽千葉5▽岐阜2▽茨城
、長野、福井、鳥取、愛媛各1。38物件が共同住宅、6物件が公共建築、飲食店と
老人介護施設が各1物件。このうち最も古い建築確認は96年9月。遠藤建築士は
埼玉県の調査に対しては、89年以降、マンションを中心に67件の構造計算をした
と説明している。【高橋昌紀】
◇「設計をやり直す」…積水ハウス
今回の問題に対し、積水ハウス広報部は「藤建事務所とは取引がなく、初めて名前を
知った。問題の指摘を受けた時点で自主的に工事を中止しており、今後、設計を一から
やり直す」としている。松田平田設計横浜事務所は「藤建事務所に再委託されたこと
は知らなかった。建築主に対して、また社会的に責任を痛切に感じている」と
説明している。
構造計画研究所によると、遠藤建築士は約20年前に同社から独立。
同社コンプライアンス部は「自主検証では必要な耐力がある構造設計と判断している。
過去5年間、遠藤建築士への委託は他になく、偽装への関与は一切ない」と説明。
また東日本住宅評価センター担当者は「見落としがあった。大変申し訳ない。
対策委員会を設置したい」と話している。【鈴木泰広、鈴木一生】
◇解説…確認制度の不備、徹底的な調査を
今回判明した構造計算の偽装は、建築基準法が改正されて審査が厳しくなることを
意識し、駆け込み申請した疑いがある。従来の建築確認制度の不備を改めて印象付け
た形だ。6月20日に施行された改正建築基準法では、建築確認の際、1級建築士や
大学教授ら「適合性判定員」による構造計算書の「再審査」を義務付けた。
改ざん防止機能付きの計算プログラムも導入し、審査期間も21日間から最長70日間
に延長。書類に不備があった場合、原則修正を認めず再申請しなければならない。
建築業界はまだ制度改正に適応できず、日本建設業団体連合会によると、改正法施行後
の7月の受注実績は、前年同月比16.3%減の7320億円。建材メーカーなどへ
の悪影響も懸念され、国は相談窓口設置など対策を取っている。
冬柴鉄三国土交通相は法改正直後、耐震偽装について「今後、絶対起きない」と
自信を見せた。だが、同省幹部は15日の会見で「姉歯事件があったにもかかわらず
こんなことをしていたとは」と嘆く。法改正前の「すき間」を突かれたもので、
徹底調査が必要だ。【高橋昌紀】
時間が無くて切り貼りして提出したジジイのお陰で、収束した事態がまた始まるのか..
もう 国だって対処出来てないし、食えない人だって出て来ている。ホントいい加減
勘弁して欲しいね...........構造計算書 を偽装する奴はモウイラネ。
あの事件以来 世間の見方も考え方も制度も変った。ある意味良かったけど、厳し
過ぎる規制 法規のお陰で公布した国まで大混乱。確認が通らない物件が山積みで、
特に一般住宅は通常時の半分程度まで着工数が減少......異常事態ですよ?
今の所 公布した決まりが厳しすぎて各所で無理が生じているけど、自分の仕事も
大打撃だな.............駆け込み申請で不正じゃ本末転倒もイイトコロ
ナニやってんのよ。70日も着工が伸びると工事費がすっごい違うんだからね......
明日から生暖かく見守りたい........
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071015-00000094-mai-soci
10月15日20時48分配信 毎日新聞
国土交通省は15日、横浜市西区で建設されていた分譲マンションで、構造計算の
偽装が見つかったと発表した。販売前に建設が中止され、横浜市が耐震強度を調べて
いる。構造計算をした「藤建事務所」(埼玉県八潮市)の遠藤孝・1級建築士(60)は、
横浜市の調査に対して「時間がなかったので偽装した。後で修正するつもりだった。
ほかにも数件ある」と話しているという。建築士が偽装を認めたのは、
姉歯秀次・元1級建築士(50)=東京高裁で公判中=に次いで2例目。
遠藤建築士は、判明しているだけで10都県46物件の構造計算をしており、
各自治体が再計算を急いでいる。偽装されたのは「積水ハウス」(大阪市北区)が
建築していた「グランドメゾン横浜紅葉坂」(仮称、鉄筋コンクリート9階建て、
5棟)で99戸が入居予定だった。設計者の「松田平田設計」(東京都港区)が
構造設計を委託した「構造計画研究所」(中野区)から、藤建事務所が再委託された
。
6月18日に着工したが、民間の住宅性能評価機関が構造計算書を点検し、8月末に
「偽装の疑いがある」と同省に通報した。判明した偽装は167カ所。
うち161カ所は地震の際に破断する恐れのある耐力壁や柱を、破断しないものとして
入力。6カ所は耐力壁の断面計算で「NG」(不可)となった部分に「OK」(可)
の文字を切り張りしていた。3月に建築確認申請され、民間確認検査会社
「東日本住宅評価センター」(横浜市鶴見区)が6月12日に建築確認した。
構造計算のチェックを厳しくした改正建築基準法施行(6月20日)を控えた時期で、
遠藤建築士は横浜市に「(改正法施行までに)時間がなかった。
つじつま合わせでやった」と説明しているという。国交省によると、遠藤建築士の
関与が判明している物件は▽東京14▽神奈川11▽埼玉9▽千葉5▽岐阜2▽茨城
、長野、福井、鳥取、愛媛各1。38物件が共同住宅、6物件が公共建築、飲食店と
老人介護施設が各1物件。このうち最も古い建築確認は96年9月。遠藤建築士は
埼玉県の調査に対しては、89年以降、マンションを中心に67件の構造計算をした
と説明している。【高橋昌紀】
◇「設計をやり直す」…積水ハウス
今回の問題に対し、積水ハウス広報部は「藤建事務所とは取引がなく、初めて名前を
知った。問題の指摘を受けた時点で自主的に工事を中止しており、今後、設計を一から
やり直す」としている。松田平田設計横浜事務所は「藤建事務所に再委託されたこと
は知らなかった。建築主に対して、また社会的に責任を痛切に感じている」と
説明している。
構造計画研究所によると、遠藤建築士は約20年前に同社から独立。
同社コンプライアンス部は「自主検証では必要な耐力がある構造設計と判断している。
過去5年間、遠藤建築士への委託は他になく、偽装への関与は一切ない」と説明。
また東日本住宅評価センター担当者は「見落としがあった。大変申し訳ない。
対策委員会を設置したい」と話している。【鈴木泰広、鈴木一生】
◇解説…確認制度の不備、徹底的な調査を
今回判明した構造計算の偽装は、建築基準法が改正されて審査が厳しくなることを
意識し、駆け込み申請した疑いがある。従来の建築確認制度の不備を改めて印象付け
た形だ。6月20日に施行された改正建築基準法では、建築確認の際、1級建築士や
大学教授ら「適合性判定員」による構造計算書の「再審査」を義務付けた。
改ざん防止機能付きの計算プログラムも導入し、審査期間も21日間から最長70日間
に延長。書類に不備があった場合、原則修正を認めず再申請しなければならない。
建築業界はまだ制度改正に適応できず、日本建設業団体連合会によると、改正法施行後
の7月の受注実績は、前年同月比16.3%減の7320億円。建材メーカーなどへ
の悪影響も懸念され、国は相談窓口設置など対策を取っている。
冬柴鉄三国土交通相は法改正直後、耐震偽装について「今後、絶対起きない」と
自信を見せた。だが、同省幹部は15日の会見で「姉歯事件があったにもかかわらず
こんなことをしていたとは」と嘆く。法改正前の「すき間」を突かれたもので、
徹底調査が必要だ。【高橋昌紀】
時間が無くて切り貼りして提出したジジイのお陰で、収束した事態がまた始まるのか..
もう 国だって対処出来てないし、食えない人だって出て来ている。ホントいい加減
勘弁して欲しいね...........構造計算書 を偽装する奴はモウイラネ。
あの事件以来 世間の見方も考え方も制度も変った。ある意味良かったけど、厳し
過ぎる規制 法規のお陰で公布した国まで大混乱。確認が通らない物件が山積みで、
特に一般住宅は通常時の半分程度まで着工数が減少......異常事態ですよ?
今の所 公布した決まりが厳しすぎて各所で無理が生じているけど、自分の仕事も
大打撃だな.............駆け込み申請で不正じゃ本末転倒もイイトコロ
ナニやってんのよ。70日も着工が伸びると工事費がすっごい違うんだからね......
明日から生暖かく見守りたい........