団塊オヤジの短編小説goo

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都月満夫の短編小説集2

「羆霧(くまぎり)」
「容姿端麗」
「加奈子」
「知らない女」

都月満夫の短編小説集

「キヨシの帰省」
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」

「旅の語源は諸説あり?」について考える

2019-05-12 06:58:24 | 語源・由来・起源

先日、「Travel(トラベル)」の語源を描きましたので、今日は日本語の「旅」の小減について書きます。

「旅」の語源は諸説あって正確には分かっていないそうです。

 

たどる日」「他日(たび)」「外日(とぶ)」「外辺(たび)」「飛(とび)」「発日(たつび)」「他火(たび)」「給(たべ)」のほか数多くの説があり正確な語源は未詳である。

古くは、遠い土地に限らず、住居を離れることすべて「たび」と言った。

その意味では「たどる日」「外辺」「発日」当たりが妥当と考えられる。

旅の語源が「飛(とび)」とする説は、飛行機がない時代なので、遠くへ行くといった意味からであるが、上記のように旅は遠い場所と限られていなかったことや、苦しいものと考えられていたことから「飛(とび)」が荼毘の語源とは考え難い。

語源由来辞典

 

たび【旅】

1 住んでいる所を離れて、よその土地を訪ねること。旅行。「かわいい子には旅をさせよ」

「日々―にして―を栖(すみか)とす」〈奥の細道〉

2 自宅を離れて臨時に他所にいること。

「あるやうありて、しばし、―なる所にあるに」〈かげろふ・上〉

[下接語]御(お)旅・帰らぬ旅・神の旅・死出の旅・長旅・俄(にわか)旅・一人旅・船旅・股(また)旅・宿無し旅

[補説] 

2015年に実施した「あなたの言葉を辞書に載せよう。2015」キャンペーンでの「旅」への投稿から選ばれた優秀作品。

◆心に栄養をくれるもの。

みみさん

◆行く時はうきうき、帰ってきた時はくたくた、でもまたわくわくしてくるもの。

Kouheiさん

◆日頃の自分とは違う、心の奥底に眠っている自分を思う存分解放させてあげる時間。

ぷくさん

◆不足している何かを求め行動すること。何かとは旅によって異なり、それが意外なものである場合や、見つからないことなどもある。

kamekoさん

◆異邦人の舌。海外旅行中など日本を遠く離れると、日本食が恋しくなったり、特別に美味しいと感じること。

ひのもとさん

◆実際に、あるいは想像上で、時間と空間の移動をすること。元のところに帰ってくることが前提になっているので、移動したまま戻らないことは旅とは言わない。

らんるるさん

◆本当の自分なるものを見つけるためではなく、自分が変わっていけることに気づくためなされる試行錯誤。

パスキュラさん

◆想像を働かせ、感じること、触れること、見つめること、澄ますこと。そして、受け入れること。

ゆずさん

◆普段の生活とは異なる環境に身を置き、人と出会い、その土地特有の空気に触れることによって、新しい価値観や視点を得ることができ、これまでの自分を振り返り、これからの自分への活力となるきっかけを与えてくれるもの。

daisukeさん

デジタル大辞泉の解説

 

『デジタル大辞泉の解説』の[補説]にもあるように、人それぞれ旅にはいろいろな重入れがあり面白いです。

また、「可愛い子には旅をさせよ」ということわざもあるように、旅は楽なものではなく苦労の多いものだったことが伺えます。この点は「Travel(トラベル)」の語源と似ています。

                       

今、私たちは「旅」といえば「旅行」を思います。「旅行」は、「住む土地を離れて、一時他の土地へ行くこと」ですが、古い解釈では「住居を離れること」をすべて「たび」といったと『語源由来辞典』にはあります。

つまり、40km先に歩いていっても、ご近所で寝泊りさせていただいても「たび」となるのです。江戸時代の旅人は「一日十里(40km)」が普通だったようです。

他火(たび)」であれば、他所の家庭の火で生活するといった意味となります。

よその火で調理したものをいただけば、「給(たべ)」となるのです。

他日(たび)」「外日(たび)」「外辺(たび)」は、家以外の場所で一日を過ごすという解釈になります。

旅立つ日を前もって決めていたなら「発日(たつび)」かもしれません。

また、帰ってきて思い出にふけったならば「たどる日」ということになります。

というように「たび」の語源はその多様さ同様、どれも「近からず遠からず」ということなのです。

距離に関係ないという曖昧さがと一緒で「たび」の語源も一つに限る必要もないのかもしれません。

旅をする先々で食べ物を貰いながら歩いた「給(たべ)」。

現代旅の楽しみの一つが、その土地の美味しいものをいただくことであるならば、旅行者は「食べ人」なのかもしれません。

「旅人」は、常に帰るべき家があると言うことです。定住の地を持たないものは旅人ではなく「放浪者」なのです。

 

最後に旅という漢字の成り立ちを書いておきます。

 旅=  + 从 →図 

            人々が旗の下に隊列を組む軍旅→たび

         →図

 

            旗ざおに付けた吹き流しがなびいている姿

 

从    人 x2

            前の人のあとにうしろの人がつきしたがう

 

 

したっけ 

 

  

 

        【かってにせんでん部】

 

  

 

      

 

 

 

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コメント (12)
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