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都月満夫の短編小説集2

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「読書の秋の由来」について考える

2019-10-11 06:00:58 | 語源・由来・起源

「読書の秋」と言いますが、別に秋でなくても読書はできます。

 

なんで「読書の秋」というのでしょう? ということで、「読書の秋」の由来を調べてみました。

       

■「読書の秋」の由来は古代中国に遡る

どくしょ‐の‐あき【読書の秋】

秋が、読書に適した季節であることをいう語。夜が長くなり、読書に充てる時間を多く取れることから。→夜長

デジタル大辞泉の解説

 

「読書の秋」を辞書で調べてみると、「読書に適しているとされる季節」とあります。

なぜ読書に適しているかと言うと、昼の時間が長い夏に比べ、夜が長くなってくるから。「読書の秋」は「”秋の夜長”は読書しよう」ということのようです。

しかし、読書なんて、別に昼間にもできますし、何も夜じゃなくてもという気もしませんか。

 

灯火(とうか)親しむべし

《韓愈「符読書城南詩」から》涼しく夜の長い秋は、灯火の下での読書に適している。

[補説]「灯下親しむべし」と書くのは誤り。

デジタル大辞泉の解説

 

そこで、さらに突っ込んで調べていくと、どうやら「秋の夜長はやっぱり読書!」というイメージは、古代中国の人物の漢詩がモチーフになっているようです。

「灯火親しむべし」にはベースとされる漢詩があります。

そのモチーフになった漢詩とは、8世紀、唐時代の中国の詩人、「韓愈(かんゆ 768年-824年)」が書いた『符読書城南詩(ふ しょを じょうなんに よむ)』という詩です。

『符読書城南詩』は学問をすることの大切さを詠んだ詩で、その中に、「灯火稍(ようや)く親しむべく/簡編卷舒(けんじょ)すべし」という節があります。

 

意味は、その節の前の流れから、「涼しい秋になり、ようやく灯火の下で読書を勤しむ」といったところです。

 

ちなみに原詩と書き下し文は以下のとおりです。

時秋積雨霽

 新涼入郊墟

 燈火稍可親

 簡編可卷舒

 

時秋にして積雨(せきう) 霽(は)れ、

 新涼(しんりょう)郊墟 (こうきょ)に入(い)る。

燈火(とうか)稍(ようや)く親しむ可(べ)く、

簡編 (かんぺん)巻舒(けんじょ)す可(べ)し。

 

この詩は詩人の韓愈が、当時18歳だった息子に、読書の大切さを教えるために詠んだものだとされています。

 

この漢詩をモチーフにした「灯火親しむべし」という言葉がやがて日本に伝わって、日本では、秋が読書にふさわしい季節であるというイメージになったといわれています。火を灯すのはもちろん夜ですから、この韓愈さんの詩が、「読書の秋」=「秋の夜長は読書」のイメージの由来になったと言われているわけです。

 

四季のなかではやっぱり一番読書しやすい?

実際のところで考えてみても、秋は、暑い夏と寒い冬の境目で、少しずつ寒くなっていく季節ですよね。

 「暑くて何もする気がおきない……」なんていうこともありがちな暑い夏が終わり、秋は「過ごしやすくなってきた」と感じる季節です。また夜の時間も長くなっていくでしょう。

そこで「涼しくなった秋の夜長には読書しよう!」というわけです。先ほどの韓愈さんの詩にたどりつきました。

また、読書はある程度時間がかかるものですから、快適な時期に、まとまった時間をとれるこの季節は、たしかに「読書の秋」と呼ぶにふさわしいかもしれません。

 

したっけ   

 

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ているのは知っていたがここのものではない

 さんざん悪質を通過しなお何ものとも繋がら 

ない兵器的非感覚の海を死生の循環の内へと

流し込むなど可能かぶふぅィ暫し棘状の海塚 

にうずくまりわたしたち固有の肉体がはぜる

 記憶のふあんに堪える堪えて噛む海鳩が翔ぶ  

〈母ァさん 母ァさん〉

  あなたさえ答えようもないのです 

 

(後略)

 

  

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期間:10月13日(日曜日)午前11時から19日(土曜日)正午まで

    初日と最終日以外は、図書館の開館時間10:00~20:00

但し、15日(火曜日)は休館日です

 

 

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